4人のスタンド使いに惚れられた女の子終結 (ページ3)

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〜仗助〜

億泰｢行っちまったなァ｣

いつもみたいにAを遊びに誘ってみたものの、金欠だからと断られた

そりゃそうだよな

金なんて無限に湧き出るわけじゃないんだ

使い続けたら、なくなるわ

億泰｢なぁ仗助。前から聞こうと思ってたんだけどよォ。毎回俺を呼ぶ理由って何だ｣

仗助｢それは｣

Aが男と2人なんて嫌かなと思って

吉良に襲われたって言ってたけど、具体的に何をされたか聞いたわけじゃない

でも！！そういうことされたって分かるだろ

あんなにも……苦しそうなんだ

億泰｢俺はバカだから、どうせ聞いても分かんねぇけどよ。女とのデートにダチ連れてくのはナシだろ｣

仗助｢……だよなぁ｣

分かってる。そんなこと

俺と2人になって怖いこと思い出して、俺を……拒絶されるのが怖い

億泰｢何。お前ら喧嘩でもしてんのか｣

仗助｢それはない。ただ、まぁ……俺の問題ないつっーか｣

億泰｢だったら簡単じゃねぇか。謝っちまえよ｣

仗助｢っし。そうだな。ちょっくらAと話し合ってくるわ｣

億泰｢仲直り出来たら俺にアイス奢れよ｣

俺は彼氏だし、少しだけAを独占したいってワガママを言ってもバチは当たらない

家にAはいなかった

まだ帰ってないのか、あるいは……

嫌な予感がした

また吉良に何かされてるんじゃ……！！

何かあったら俺は承太郎さんを頼るのがクセになってて、電話すればいいものを、直接ホテルまで走った

タイミング良く部屋から承太郎さんが出てきて、顔を合わせた一瞬、中にいるAに声をかけた

仗助｢A……その、ごめん｣

何を話そうか、考えがまとまっていない

とにかく思い浮かんだことをそのまま口にした

仗助｢俺さ。彼女とかいたことないから距離感とか全然分かんなくてさ。それにAは、その……ほら、えと……｣

言葉を濁したけどAの表情から、何を言いたいのかが分かったみたいだった

仗助｢Aのこと傷付けたくないって思ったら、二人じゃないほうが安心するかもって｣

｢仗助くん？｣

仗助｢だから、何が言いたいかっつーとだな。これからは遊びに……デートに！！二人で行きたくて。その許可を取りに来た｣

｢…………？別れ話じゃないの？｣

仗助｢は？何で？｣

｢だって……え……？｣

Aの言いたいことが分からない

でも……話し合いが足りてないのだけは分かる

胡座かいて正面に座るとAの顔が引きつった