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〜露伴〜



土曜日にしては電車が空いていて助かった



目的地のほうは混んでいるかもしれないが




電車に揺られて30分弱で降りて、10分ほど歩いたところに動物園がある






露伴「1人で行くなよ」


すぐさまパンダの元に行こうとするAの足が止まった


露伴「はぐれるといけないから手繋ぐか?」


何を言ってるんだ僕は


Aは子供じゃないのに


「いいんですか?」


露伴「当然だろ。ほら」




小さいなAの手




繋ぎ方を恋人繋ぎに変えてみても気にする様子はない






はたから見たら僕らは恋人同士に見えるだろうか




「露伴先生!ゾウいますよ!おっきいな」


写真を撮るためには一旦手を離さないといけないのか


「露伴先生?」


悩むことないだろ


僕は取材に来ているんだ



とは言っても中々離せない




僕ってこんなに女々しかったのか?





いつまでもこのままじゃラチあかないし潔く手を離して動物達にカメラを向けた



僕が写真を撮る間Aは僕の側を離れることはなかった










お目当てのパンダにはずっと釘付け





気付かれないよう1枚写真を撮った









露伴「次の動物に……」


「可愛い〜」


あれじゃあ動いてくれそうにないな






1人残して行くことも出来ず近くのベンチに座ってAが飽きるのを待った









20分経ってようやくAが動いた





「あれ露伴先生?」


露伴「もういいのか」


「もしかして待っててくれたんですか」



露伴「まぁな。時間もない。次だ次」






Aの手を引いて出来るだけペースを上げて何とか閉園(17時)までに全部の動物を撮り終えた





「露伴先生!今日すごく楽しかったです!」


露伴「それはよかった」


もうお別れか


僕としてもとても充実した1日だった




Aと2人で出掛けられて手料理も食べられた







そうか





このまま帰したくないのか





祖母のこともあるし、本当は休日にAを誘うことはしないほうがよかった



わかっていたんだ



そんなこと



でも、頭でわかっていてもAともっと一緒にいたいと思ってしまう





繋いだ手を離したくない






このまま連れて帰りたい








露伴「A……。その、また誘ってもいいだろうか」


「はい!露伴先生のお役に立てるなら何でもします!」


聞けばAは、そう答えてくれる


だってAは僕のファンで、だから僕を1人の男として見てはくれない

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設定タグ:空条承太郎 , 吉良吉影 , 岸辺露伴   
作品ジャンル:アニメ
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まゆ(プロフ) - (*´ー`*)さん» ありがとうございます!ジョジョはほぼ毎日更新してるのでお待たせすることはないと思います! (2018年4月10日 17時) (レス) id: 081479619d (このIDを非表示/違反報告)
(*´ー`*) - 続き楽しみにしてますヽ(*´^`)ノ陰ながら応援しています (2018年4月10日 17時) (レス) id: 4de10ffa38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆ | 作成日時:2018年3月28日 0時

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