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〜A〜



海に行った日から1週間が経った



あれ以来川尻さんとは会わなくてホッとしてる


だって気まずいじゃん





そして今日は露伴先生の取材のお共をする日



待ち合わせ場所は駅前だけど早く来すぎちゃった




土曜日なのに大人の人は会社あるんだ


みんな偉いなぁ






目の前を通る大人達に感心していると一番会いたくない人が立ち止まった



吉良「先日はどうも。楽しかったですね。海」


川尻さんはわざとか無意識か、唇を親指でなぞった


せっかく忘れようとしてるのに





露伴先生早く来て〜〜(泣)




吉良「それで実は折り入ってお願いがあるんですけど」


「おね…がい?」


吉良「ここじゃちょっと」


目が付いてこいと脅迫としていたから黙って後をついていくと


心霊スポットにもなってる廃ビルに入っていった





吉良「そう警戒しないで下さい。簡単なお願いなので」


川尻さんはポケットからある物を取り出して私にわたした




吉良「爪、伸びたので切って欲しいんです」


「………はい?」


つめ?


って、爪だよね?


爪切ってって言った?



なんで?



吉良「君とキスしたあの日から気持ちが高ぶって…ほら、こんなに爪伸びてるでしょ?」


爪ってそんな理由で伸びるんだっけ?



確かに伸びてるけど……



「でもどうして私に…?」


吉良「君の爪、とても綺麗だったので」



理由になってないよ……


どうにかこの場から逃げる方法はないだろうか



吉良「実はわたし面白い芸ができるんですよ」


戸惑っていると川尻さんはスタンドを出して転がっていた石を爆発させた



これは……脅迫?



芸って言い回しをしたのは私がスタンドを見えると知らないから


スタンドの存在を知らなかったら今以上に、この人に恐怖している


仗助くんのスタンドが優しくて安心するものなら、この人のはとても恐くて逆らえないもの


こんなにもわかりやすいほどの太極があっていいのかな


吉良「どうしました?」


断ったら私も消されるのかな


そんなの嫌だ




震える指でなんとか失敗せず切れた



吉良「とても上手ですね。爪切り」


よかった。満足してる


吉良「お礼に今度はわたしが切ってあげますよ。さ、指を出して下さい」


「わた…私!人と待ち合わせしてるので!また今度!!」


自分から勝手に約束するほど切羽詰まってた


あの人のスタンドじっと私を見てた









駅にはカメラを持った露伴先生がいて思わず抱きついた

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設定タグ:空条承太郎 , 吉良吉影 , 岸辺露伴   
作品ジャンル:アニメ
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まゆ(プロフ) - (*´ー`*)さん» ありがとうございます!ジョジョはほぼ毎日更新してるのでお待たせすることはないと思います! (2018年4月10日 17時) (レス) id: 081479619d (このIDを非表示/違反報告)
(*´ー`*) - 続き楽しみにしてますヽ(*´^`)ノ陰ながら応援しています (2018年4月10日 17時) (レス) id: 4de10ffa38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆ | 作成日時:2018年3月28日 0時

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