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〜吉良〜



「これ綺麗!こっちのも」



わたしもしのぶに一つぐらい拾っていくか



彼女への想いが今はまだ、バレるわけにはいかない




ご機嫌取りも中々面倒だな



「浩作さん!これ!すっごく綺麗です!!」


大きめの貝殻を持って光る海面をバックに微笑む彼女に心臓がいつも以上に高鳴る









言ってしまおうか



君が好きだと





「浩作さん?」



気持ちが抑えられない




「あ…の…みんなのとこに戻りましょう!」


何かを察したのか


わたしの元を離れようとする彼女を、今度はちゃんと掴まえた



「んんっ!?」



きっとまだ男を知らない彼女の唇を奪った






このまま(わたし)快楽(よろこび)を教えてあげたい







体のラインを指でなぞると勢いよく突き飛ばされ拒絶された




「さ…先、に戻ってるので!」





逃げられたか



駆ける背中を横目に見ながら、彼女がさっきまでここにいた証である足跡に触れた




それにしても柔らかかったな




唇に残った微かな温もりに、余韻に浸ったあと彼女達と合流した






仗助辺りが突っかかってくると思ったが変わらない態度


話してないのか


さっきのこと


なんて好都合なんだ


早人「2人のかき氷溶けちゃってるよ」


「あ…うん、大丈夫」


早人に話しかけられただけで目を泳がせた


父親(わたし)とキスをした(された)罪悪感で今までと同じように接することができない



わたしを警戒して承太郎の陰に隠れるのは頂けないが


それほどわたしを意識してくれているのだろう







昼も過ぎた頃


海の家で昼食をとることになったが一向にわたしと目を合わせようとしないのはなぜだ?



キス以上のことをしようとしたのは間違いだったと認める


だがそれは場所が悪かっただけのこと


わたし自身が嫌ならそもそもキスをした時点で逃げればよかったのだから





承太郎「A。お前ちょっと引っ付きすぎじゃないか」


「ご、ごめんなさい…」


承太郎「怒ってるわけじゃないが。まぁいい。何にする」


「ラーメン…食べたいです」


仗助「んじゃ俺カレーにすっかな。A。後で分けてくれよ」


「いいよ。あ、承太郎さんはアメリカンドッグと唐揚げですよね?」


承太郎「Aが食いたいならそれでいいが」


「露伴先生はおでん」


露伴「まぁいいけど…」



さっきまでいい気分だったのに




ただ彼女が男に笑いかけるだけで心が黒くなっていくようだった

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設定タグ:空条承太郎 , 吉良吉影 , 岸辺露伴   
作品ジャンル:アニメ
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まゆ(プロフ) - (*´ー`*)さん» ありがとうございます!ジョジョはほぼ毎日更新してるのでお待たせすることはないと思います! (2018年4月10日 17時) (レス) id: 081479619d (このIDを非表示/違反報告)
(*´ー`*) - 続き楽しみにしてますヽ(*´^`)ノ陰ながら応援しています (2018年4月10日 17時) (レス) id: 4de10ffa38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆ | 作成日時:2018年3月28日 0時

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