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〜吉良〜



自分の体力のなさにはほとほと呆れ果てた



スポーツジムの会員にでもなったほうがいいのか







吉良「ん……?」



彼女、財布なんて持ってどこに……




待てよ


邪魔な奴らはダウンしている



早人もコイツらに付きっきり




今なら2人きりになれるチャンスだ








ナンパ「ねーねー。君可愛いね。1人?」


ナンパ2「俺らと遊ばない?」


「友達と……一緒なので」


ナンパ「ふーん。あっそ。俺らボート借りたから一緒に乗ろうよ。ね?」


「あ、いえ…あの……」


ナンパ2「困った顔も可愛いね〜」


ナンパ「ほら決まり!行……いてててて!」


気安く彼女の肩に回した腕を捻りあげると情けない声を出しながら離れた


ナンパ「何すんだテメー!」


吉良「嫌がる女性を無理やり連れて行くのは如何なものかと」


ナンパ2「カッコつけてんじゃねぇよ!!」


本気で殴りにきた拳を交わし無防備になった腹に膝蹴りを入れるとうずくまったまま動かなくなった


吉良「さ、行きましょう」


消毒するように彼女の肩を抱いた









「すみませーん。かき氷11個下さい」


まさか全員分買うつもりなのか?


買ったところでどうやって持って行くつもりだったんだ




店員「味はどうしましょう」


「全部ブルーハワイで!」


吉良「え?」


「え?」


吉良「全部同じ味はどうかと」


「でもこれが一番美味しいんですよ!」


こんなバカみたいな理由で自分の意見を主張する彼女を可愛いと感じてしまうほどわたしは彼女のことを……



吉良「イチゴとかメロンとか、一つぐらいあったほうがいいんじゃないかな」



軽い気持ちで提案してみると絶望したような表情(かお)で、コクリとうなづいた




嫌なんだな





吉良「全部同じでお願いします」



「((パァァ」



浮き沈みが激しすぎる


そこもまた彼女の魅力の一つか






「いい店員さんでしたね。お盆に乗せてくれるなんて」



かき氷も買ってあとはあの連中の元に帰るだけか




もう少し


もう少しだけ彼女を独占していたい







ちょうどいいとこに早人が血相を変えて走ってきた




吉良「早人。これをみんなの所に持って行ってくれるか」


早人「パパ達は」


吉良「ちょっと歩いてくるから。頼むよ。早人」


早人「う、うん……」



吉良「さ、行きましょうか」


「あの、どこに」


吉良「あっちのほうで綺麗な貝殻が取れる場所があるんですよ」


「貝殻……行きます!」

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設定タグ:空条承太郎 , 吉良吉影 , 岸辺露伴   
作品ジャンル:アニメ
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まゆ(プロフ) - (*´ー`*)さん» ありがとうございます!ジョジョはほぼ毎日更新してるのでお待たせすることはないと思います! (2018年4月10日 17時) (レス) id: 081479619d (このIDを非表示/違反報告)
(*´ー`*) - 続き楽しみにしてますヽ(*´^`)ノ陰ながら応援しています (2018年4月10日 17時) (レス) id: 4de10ffa38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まゆ | 作成日時:2018年3月28日 0時

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