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〜露伴〜
露伴「どうした。入らないのか」
家まで来て扉を開けて待っているのにAが動こうとしない
「だって…露伴先生のような漫画家さんの家にお邪魔するなんてやっぱり……」
露伴「僕から誘ったんだ。気にしなくていい。その謙遜的な態度、仗助達にも見習ってほしいもんだ」
「そ、それじゃあお言葉に甘えて、お邪魔します」
わざわざ一礼して玄関を跨ぎ、脱いだ靴を端で揃えるとこは人としてのポイントが高い
きっと育った環境が良かったんだろう
露伴「中は案外普通でがっかりしたかい」
「そんなことは……!!むしろ贅沢してないところがますます好感持てます!」
露伴「それはどうも。飲み物はコーヒーでいいかな。今はこれしかなくてね」
「そんな、おかまいなく!!むしろ私が淹れるべきというか」
露伴「お客さんなんだ。適当に座ってて待っててくれ。持ってくる」
昨日は天気もよかったし気分転換に掃除でもとやったが……くそ
こんなことになるならもっと念入りにしておくんだった
見えるとこに埃はないし、汚い人間という印象はないはず
先に原稿を取ってきて次にコーヒーを淹れた
しまった。砂糖もミルクも切らしているんだった
高校生でブラックコーヒーは早いか?
いや、Aなら大人の味覚を持ち合わせているはず
例え苦手でも文句も言わず飲んでくれる
リビングでは借りてきた猫のように大人しく座っている
有名人とかの家に来るとあちこち探索したくなるのが普通だというのに
あの康一くんだっていろんな物を物色していた
特に物に触った形跡もない
本当に何で仗助なんかと一緒にいるんだ?
待てよ。仗助と一緒ということは億泰も……
康一くんはまともだが……Aには近づいてほしくないな
声をかける前に念の為、ヘブンズ・ドアーでAのことを見た
露伴「ふむ…」
今のところ気になる異性はいない
あの3人もただの友達
僕の大ファンというのも本当だ
ここに来る前は××町にいたのか
確かあそこば平和で豊かな町だったはず
生涯に一度は取材に出向きたいと思っていた場所の一つ
それがなぜ杜王町に……
理由はこれか
祖母がここで1人暮らし、か
露伴「これは……」
最近の悩みは悪夢を視ること?
それ以上は詳しく書いていない
「あれ?露伴先生いつの間に…」
本から戻すと僕が目の前にいることに驚きを隠せていなかった
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まゆ(プロフ) - (*´ー`*)さん» ありがとうございます!ジョジョはほぼ毎日更新してるのでお待たせすることはないと思います! (2018年4月10日 17時) (レス) id: 081479619d (このIDを非表示/違反報告)
(*´ー`*) - 続き楽しみにしてますヽ(*´^`)ノ陰ながら応援しています (2018年4月10日 17時) (レス) id: 4de10ffa38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2018年3月28日 0時