4人のスタンド使いに惚れられた女の子

40 ページ40

〜A〜



露伴先生と仗助くんってこんなに仲悪かったの！？


無我夢中で引き離したからイルカ忘れた！！



取りに戻るの気まづいし




イルカ……






早人｢Aさーん。これ」


｢早人くん。持ってきてくれたんだ」


仗助｢ちょうどいいや。これ引っ張るヒモあんじゃん。2人とも乗れよ。この仗助くんが引っ張ってやるからさ」


｢本当！？早人くん。乗ろ！」



とは、言ったものの、うまく上がれず何度海に落ちたことか




仗助｢たく。じっとしてろよ」


見兼ねた仗助くんがクレイジーダイヤモンドで抱き上げてくれた



仗助｢よし。2人ともしっかり掴まってろよ」


｢ちょ、仗助くん速い」


人が2人乗ってるんだよ。いくらなんでも……



あ…ズルい



仗助くんが前から引っ張って、クレイジーダイヤモンドが後ろで押してる




仗助｢おっと。あんま沖のほうに行くと帰り大変だな」


｢仗助くん。足疲れてない？大丈夫？」


仗助｢平気だってこれぐらい。それよりここ結構深いから落ちんなよ」


｢うん」


仗助｢俺ちょっとサングラス取ってくるから待っててくれ」


サングラス？


仗助くんはゴムの切れ端を私に預けてものすごいスピードで海岸に戻って行く



これもしかしてゴムボートか何かかな


治して浮かぶつもりなのかな



もしかしてあれかな。日光浴じゃなくて……えっと日焼け！



するつもりかな





早人｢Aさんは仗助さんが好きなの？」


｢急にどうしたの？」


早人｢ねぇ！好きなの！？」


｢じょ、仗助くんは友達だよ？」


早人｢他の人は！？誰か気になる人いないの！？」


｢人を好きになるってことがイマイチわかってないからな……」


早人｢ダメだよそれじゃあ！Aさんが誰かを好きになってくれないと……パ…うわっ」


一瞬グラついただけでバランス崩して横転


思ってたよりこの場所深いけど浮き輪のおかけで沈まずにすんだ



｢この音なんだろ」


どこからかシューって音がしてる


すぐ近くで………



早人｢こ、これ！空気が抜ける音だよ！」


｢え、嘘！？」


信じられないことにイルカの浮き輪は小さな穴が空いていてそこから空気が漏れていた


向こう岸までもたないかも



早人くん抱えて泳げるかな



仗助くんはすぐ戻ってくるって言ってたし途中で合流できるはず



早人くんを抱えたまま数メートル泳いだところで急に進まなくなった

というよりは足に何かが絡まったみたい


これヤバ…溺れる……

41→←39

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す