4人のスタンド使いに惚れられた女の子

25 ページ25

〜吉良〜



この姿は川尻浩作だが、わたしは吉良吉影



彼女には本名で呼んでもらいたい




ならば名乗るべき名前は……




吉良｢わたしは｢パパ！！」



なっ………！



早人｢何してるのパパ」


このガキ！やはり彼女のことに気付いていたのか






それより問題なのは



｢パパ？」


彼女に知られてしまったことだ



誤魔化す手段がない









〜早人〜




あれからずっとパパの行動を監視してた


僕達の前ではうまく隠し通してるけど部屋に戻って1人になると


ずーっとブツブツ独り言を言ってた




最初は聞き取れなかったけど耳を澄ましてすると段々聞こえるようになった





｢君に会いたい」 ｢君が忘れられない」 ｢君が欲しい」


とか





｢お子さんいたんですね」


吉良｢ええ……ほら早人。ちゃんと挨拶しなさい」


早人｢川尻早人です。初めまして」


｢初めまして。私は｢知ってるよ！」



早人｢仗助さんからお姉さんのこと聞いてるよ！」



ずっと気になってたことがある




パパはどうしてこの人のことを名前で呼ばないのか





｢君｣やたまに｢彼女｣っていう表現もする



だから、もしかしたらって思った




パパはこの人の名前を知らないんじゃあないかって




もしそうならパパが名前を知ることは阻止しなければ






早人｢仗助さんがとても髪の綺麗な人と友達になったって。すぐわかったよ。お姉さんのことだって」


｢仗助くんが…言ったの？////」


あれ、なんだこの反応



照れてる？





もしかして仗助さんのことを意識して？




だったら




早人｢うん！すっごく綺麗で一緒にいて安心もするって。それとお姉さんみたいな人と生まれて初めて会ったとも言ってたよ」


｢仗助くん子供に何言ってるの////」



お姉さんが仗助さんと恋人になればパパも諦めるはず



だからぼくは全力で2人の恋を応援する

26→←24

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す