【ドラゴンボール】チートで神だからって何でもして貰えると思ってんじゃねぇｯ!! Part3【男主】 (ページ45)

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140話:クソチートが帰って来るまで後少しな様ですページ45

～広間～

バーダック視点

俺は今、CCの広間で巻物を見ていた。

「バーダック、何だそれは」

ベジータが歩いて来た、Aがいなくなってからはだいぶ顔色は悪くなっている。

「あぁ、ロペスキツネ、Aの巻物だ」
「！見せろ」

後ろから覗き込まれた。

「ありとあらゆる神の遺伝子か…じゃあAの親もとんでもない奴だろうな…」

俺はそう呟くと、ベジータは。

「親なんていないだろうな」
「何故だ？」
「勘だ」
「そうか」

すると、前の方からラディッツが来た。

「親父？それってAの巻物じゃねぇか」
「あぁそうだ」

「どれどれ？”悪用すれば暗い真っ黒な世界に閉じ込められ幽閉される”…厳しいな」

「期間はどんくらいだろうな」
「永遠じゃね？」
「そりゃあ怖いな」

色々ラディッツて話していると、いつの間にかベジータがいない。

「あれ？ベジータ何処行った？」

ラディッツがキョロキョロ見渡すがいない、気さえも消している様だ。

「…(また泣いてんのか)」

気を消し、何処にもいないのは泣いている合図。

「(ったく…元とはいえ戦闘民族サイヤ人の王子だろ！どんだけA大好きなんだよ！)」

ツッこまずにはいられない、
だってあのベジータなのだから。
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ベジータ視点

あと…あと一ヶ月なんだ、あと一ヶ月だけ我慢すれば…Aに会えるんだ。

「(Aに会ったら抱きついてやる…そしてその一日中は離れないでやる…何度でも話しかけて…それで嫌がろうがなんだろうが彼奴の狐尻尾を枕にしてやる……)」

あと一ヶ月…俺を泣かせたんだ、俺を寂しい思いをさせたんだ、その位は良いだろう？

　

　

　

　

『…ら……りら………』

　

　

「(畜生！思い出せない！あの歌は…なんなんだ…)」

何回も聞かされている筈なのに思い出せないあの”子守唄”、なんの曲だったか、どんな歌詞だったかが思い出せない。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

そして彼がその歌を思い出すのはまだ先である