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そんな俺の不安を余所に
雅紀は翔くんと一緒にキャンプセットを
組み立て始めた。
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不器用な二人が挑むテントは
予想以上の大きさだったようで
悪戦苦闘しながらも、30分以上かけて
やっとできあがった。
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始めの難関、クリアだな。
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それからも意外なことに
不器用コンビがテキパキと働き、
俺ら三人は木陰で持ってきたビール片手に休んでいた。
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まだ蒸し暑いが、ここには都会にはない涼しさがある。
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人工的なものが何もないせいか
あまり聞いたことのない
自然の音までもが耳に入ってくる。
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風の音。
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葉が風で揺れる音。
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どこか遠くで鳴いている鳥の声。
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そして隣で眠る
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「ふがっ」
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こいつの鼻息。
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ちょっと鼻をつまんだら
顔をしかめただけで
また寝てしまった。
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「どんだけ寝つきいいんだよ、キャプテンは(笑)」
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「あぁ、この人、地震きても
雷が落ちようとも、電話が鳴ろうとも
熟睡したら起きないよ」
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当然だという風に言ってから
和はキャプテンのほっぺをつつきだす。.
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「何やってんの？」
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「いや…遊んでるだけ(笑)」
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他人にここまで顔をいじられても
全く目が開く様子はない。
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とうとう諦めた和は
キャプテンの頭を引っ叩いて
一瞬顔をしかめたところを狙って
耳元で、アナタの分の食料食っちまうぞ！と
叫んでいた。
それで目覚めたらすげぇだろ。
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「ぁ〜…だめだよ〜、、」
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その一声で目が開いたキャプテン。
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あぁ…実に平和だ。
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続く (更新停止中)
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司(プロフ) - ちゃぁ。さん» コメントありがとう！ガン見だよね(笑)ってか、なかなか海へ出発いたしません(笑)← 下書きできてなくて、今は思い付いたまま更新させちゃったから不備があるかも(>_<)お互い、頑張ろうね!! (2012年8月31日 0時) (携帯から) (
レス) id: edb4506b02 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃぁ。(プロフ) - こんにちは♪ ふふ… このメンツで行ったら女の子たちの注目の的になりそう(ﾉω｀* 続きも楽しみにしています♪ お互い頑張りましょうね〜(＠>ω<)ノ★゛ (2012年8月30日 21時) (携帯から) (レス) id: 58c4978276 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：司〜Tsukasa〜 | 作成日時：2012年8月27日 23時
