3話 ページ5
午後の授業を終え、放課後。
再び厄介な彼が話しかけてきた。
天馬「桜花さん!」
貴方「……」
天馬「ねえ、部活には入らないの?」
貴方「…入るわけ無い。何なんだよ、君は…」
天馬「え?いや、サッカー部、見に来ないって誘おうと思って」
貴方「…興味ない」
天馬「あぁ…そっか」
貴方「…用はそれだけ?じゃ、僕もう帰るから」
天馬「あ、うん!じゃあね!」
何なんだ、彼は…
何で僕と関わろうとする?
何で僕を知ろうとする?
知ってなんになる?
そう思い、足早に校舎をでる。
ふとグラウンドを見ると、そこはまさにサッカー部専用のグラウンド。
転校する前に、雷門はサッカーの名門だという話は聞いていたけど、サッカーどころか、部活に入る気すらない僕には関係のない話だ。
貴方「なんかもう疲れた…」
早く帰ろう…そう思ったところに。
「嬢ちゃん可愛いじゃねぇかよ」
「見たこと無い娘だなぁ。転校生か?」
「なぁ、ちょっと遊ばねえか?」
ああ、ナンパか…毎度毎度ご苦労なことで。
貴方「良いよ?…化け物と一緒で良いなら、ね」
そう言い、妖力を高める。
体が熱くなり、奥底から力がわく感覚。
そして、何かが弾ける音とともに、僕は―…
変化した。
貴方「さあ…どうする?」
これが、僕のホントの姿…鬼の半妖、桜花Aの姿だ。
貴方「鬼さんと一緒に遊ばない?」
あえてここで、無邪気で、楽しげな声を出す。
そうすれば、恐怖心はよけい駆り立てられる物で…寄りつかなくなるのを、知っているから。
「「「うっ…うわぁああああああああ!!」」」
ほら、彼らも例外じゃない。
これでもう寄りつかなくなるだろう。
そう思い安心していたら…
『キシャァアアアアアアアアアアァ!!』
ナンパより厄介な奴に、全く気づかなかった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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まねきねこ(元常連客) - 更新頑張って下さい!!! (2015年11月28日 21時) (レス) id: 3322158484 (このIDを非表示/違反報告)
常連客 - 面白かったです、更新頑張って下さい! (2015年9月26日 22時) (レス) id: 3322158484 (このIDを非表示/違反報告)
暗闇夜乃(プロフ) - 奥が深くて面白いです!更新頑張って下さい!!(自分、人の事言えない) (2014年9月19日 20時) (レス) id: 13b05c9826 (このIDを非表示/違反報告)
心音アユル(プロフ) - 時雨 伊織さん» ありがとうございます!いぬぼくもイナズマも面白いですよね!ウチも大好きです! (2014年8月27日 9時) (携帯から) (レス) id: b8f1ae8231 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 伊織(プロフ) - 面白いです!僕もいぬぼくもイナシリも大好きです!作ってくれてありがとうございます! (2014年8月27日 0時) (レス) id: 1c47104d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心音アユル | 作成日時:2014年8月26日 17時