19話 ページ21
いろいろすっ飛ばして放課後←
今僕は、雷門中の校門前にいる。理由は簡単、来てくれるという白竜くんたちを待っているからだ。
隣には…一応、彼らと親しいということになっている剣城くんが立っているが…。
剣城「(ムスッ)」
どうにも機嫌が悪い。……そんなにその人たちに会いたくないのだろうか。
というか非常に居心地が悪い。
貴方「あの…その人たちってどんな人…？」
剣城「……天馬のウザさと狩屋のウザさを足してソレをさらに3倍にしたようなもんだ」
貴方「なるほど、君が松風くんたちをどう思っているのかよくわかったよ」
しかも割るのではなくて倍にした辺りが非常に不安だ。大丈夫だろうか。
そう思っていると…
白竜「来てやったぞ剣城ぃいいいい！！」
剣城「ゲッ…来た…」
真っ白な少年が剣城くんに対して大声で叫ぶ。
それとは引き換えに剣城くんは明らかに嫌そうな顔…しかも僕を盾にしようとしている。
白竜「なんだその反応は！せっかく俺が来てやったというのに！」
剣城「結界をはれる人はお前以外にもたくさんいる」
白竜「その中で最も力が強い俺に声をかけたということではなかったのか？お前は素直じゃないからな」
剣城「お、俺は不本意なんだ！連絡しないと神童さんが泣くから…！」
そんなやりとりをしている彼らに対し、また別の声がかかる。
シュウ「二人とも、そこら辺にしておいたら？それに、こんなところで結界がどうだのって騒いでたら怪しまれちゃうよ」
今度は真っ黒な民族衣装のような服を着た少年。中世的な顔立ちで、少しミステリアスな雰囲気だ。
シュウ「初めまして。僕はシュウで、こっちが白竜。で、妹のメイ」
メイ「こんにちはっ」
そういい、にこにこと笑うシュウくんとメイちゃんの兄妹。…今のところ、彼ら二人にはウザい要素なんてないように見える…白竜くんはさておきとして。
貴方「僕は…」
シュウ「知ってる。鬼の半妖の桜花Aさんだよね？1週間前に雷門に来たばかりで、天馬たちと同じクラスの」
なんで彼がそれを…剣城くんが話したのかな？そう思って彼を見ると、「俺じゃない」と言うふうに首を振る。
メイ「私たちは『サトリ』の半妖なの。心を読んだりできるんだよ」
……今、なんとなくわかった気がする。剣城くんが彼らを苦手視する理由が。
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まねきねこ(元常連客) - 更新頑張って下さい！！！ (2015年11月28日 21時) (
レス) id: 3322158484 (このIDを非表示/違反報告)
常連客 - 面白かったです、更新頑張って下さい！ (2015年9月26日 22時) (レス) id: 3322158484 (このIDを非表示/違反報告)
暗闇夜乃(プロフ) - 奥が深くて面白いです！更新頑張って下さい！！(自分、人の事言えない) (2014年9月19日 20時) (レス) id: 13b05c9826 (このIDを非表示/違反報告)
心音アユル(プロフ) - 時雨 伊織さん» ありがとうございます！いぬぼくもイナズマも面白いですよね！ウチも大好きです！ (2014年8月27日 9時) (携帯から) (レス) id: b8f1ae8231 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 伊織(プロフ) - 面白いです！僕もいぬぼくもイナシリも大好きです！作ってくれてありがとうございます！ (2014年8月27日 0時) (レス) id: 1c47104d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心音アユル | 作成日時：2014年8月26日 17時
