先輩の彼女になれますか？ (ページ4)

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海人「ふーん、それで…その先輩がすきなんだ？」

「そーなの、でも先輩には好きな人がいて…」

海人「そっか…」

「海人は？、その好きな人に好きな人がいたら諦める？」

海人「俺は、諦めないよ。」

「強いなぁ、海人は。」

海人「やめとけよ。その先輩のこと好きになるの」

「え？、」

海人「やめられるくらいの気持ちの好きなら、やめとけば。」

「かい…と」

海人「…今日はもう帰るよ、」

「うん、あ…シチューありがとうっておばさんに伝えといて」

海人「うん、じゃあね。」

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私は先輩に好きな人がいてもいい
先輩の近くに入れるだけで幸せ
そう思い込むように眠りについた。

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次の日の部活の時間、、
気まずさを感じながらも部室に向かった。

ガラガラっ

「……先輩っ」

平野「…なんだ、Aか。」

「誰が来たと思ったんですかー、？」

平野「いや、別に。」

「………。」

平野「……よし、今日はなんかやるか！」

「……はいっ、」

オセロ対決をする事になり…
角を全部私が押さえて有利に立った時

「先輩っ、私」

平野「ん？なに」

「私っ、先輩に好きな人がいてもいいです。」

平野「………」

「それでも、先輩とこうやって普通に話せれば、私はただそれだけでいいです。」

平野「そっか…じゃあ、負けたら罰ゲームな」

「…へ？」

その後はあれよあれよとひっくり返されて
あっという間にボードは黒で埋め尽くされた

平野「はい、俺の勝ちー」

「せ、先輩、ずるいですよーこんな本気になって」

平野「手を抜いて負ける方が嫌だろ？」

ツンっ

優しく私のおでこをつついている先輩を、
私は見つめられなくて、下を向いて目をそらす

平野「よしっ、行くか」

「へ？どこにですか？」

平野「罰ゲーム、俺に付き合えよ」

「…はいっ」

先輩は私を学校から連れ出すと
裏道から行ったことのない公園に
連れて行ってくれた。

「こんな所にこんな場所があったんですねーっ」

平野「そうそう、ここ高台になってるから景色よくて俺のお気に入りの場所。はい、これ」

ジュースを渡され、受け取る。

「あ、ありがとうございますっ。これのどこが罰ゲームなんでしょうか？」

平野「んー、ついて来てもらうことが？かな」

ブンブンと首を横に振り
「これじゃご褒美ですよっ！」

平野「ふはっ、なんだよそれ。お前本当に変なやつだな」

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