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海人「……A？」
「…ん？」
名前を呼ばれ顔を上げると
目の前には海人の顔
海人「顔…赤い、りんごみたいに」
「…赤くないもん、」
なんだか照れ臭くなって
また海人の首筋に顔を埋める
海人「ずっと…こうしたかった」
海人は優しく頭を撫でてくれる
その手は温かくて…
「…海人ってこんなに優しかったっけ？」
海人「昔から優しかっただろー」
「そーだったかなー？、ふふ」
海人「…Aとずーっと一緒にいたい」
「家隣だもん、一緒にいるでしょ」
海人「…そうじゃなくて、」
顔を埋めている私を起き上がらせると
真っ直ぐ私を見つめる海人
海人「結婚してほしい」
「……何言って、」
海人「Aを幸せにするのは俺がいい」
「…考えさせて、」
海人「…え？」
「今は…先輩のこともあるし、海人のお母さんのこともあってちょっといっぱいいっぱいで、…」
海人「待つよ、Aが答え出すまで」
「ありがとう、」
海人「それに、母さんなら大丈夫。元気になって戻ってくるよ」
「そーだよね、そしたらまたみんなでご飯食べようね」
海人「母さん喜ぶよ、」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ピーンポーン
ガチャ、
光「2人とも来てくれたんだ…、入って」
岸・平野「おじゃまします」
光「紫耀が来てくれるの、久しぶりだね。嬉しいなぁ」
平野「それより、怪我。大丈夫なの？」
光「ぁあ、また顔にアザできちゃった」
岸「彼氏の暴力、前より酷くね？」
光「私がいけないんだって、約束の時間少し過ぎちゃったから」
岸「それだけで殴るなんてやばいだろ、今は海外出張中なんだよな？」
光「後からちゃんと謝ってくれるから許しちゃうんだよねーっ、帰ってくるのは1週間後」
平野「で…話ってなに？」
光「もー唐突だなぁーしょーは。…私顔はアザだけなんだけど、右腕も怪我しちゃってお家のことできないの…紫耀に手伝ってほしくてー」
平野「…優太でいいだろ、」
光「だーめ、紫耀がいい。それと…泊まりでね」
平野「…！」
光「私知ってるんだからー、最近女の子とよくいるのー。」
平野「だからって…」
光「私の事が1番大切でしょ紫耀？、そうでしょ？」
平野「……わかった、」
光「やったー、そうこなくっちゃ」
岸「…じゃ、俺はそろそろ」
光「あ、ばいばーい」
平野「………」
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続く (更新停止中)
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作者名：さーや | 作成日時：2018年9月10日 8時
