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「……というわけで、先輩と付き合うことになったよ、」
彩音「………おめでとう、よかったね。」
「彩音ーーーっ、ありがとう…！」
彩音「…永瀬廉には…伝えたの？」
「ううん、まだ…」
彩音「助けてもらってんだから、ちゃんと伝えてあげなよっ。」
「そうだね、今日…ちゃんと話してくる」
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放課後ー
「れ、廉くん。ちょっといいかな？」
廉「なんや、告白？」
「違うよっ、話があって…ちょっと」
部室にはまだ誰もいなくて、
ちょうどよかったので、部室で話すことにした
廉「…話って…？」
「あのね、私っ、平野先輩の彼女になった…」
廉「…っ！」
「ちゃんと、廉くんには伝えときたくて…」
廉「そっかー、俺は振られたんやな」
「廉くん、ごめ……」
廉「しっ、謝んなや」
廉くんの人差し指がそっと私の唇に触れる
ガラガラっ
平野「…っ、なにしてんの？」
「あ、先輩っ、」
グイッ
廉くんに後ろから抱きしめられる
「ちょ、廉くんっ、」
廉「次…Aを泣かすことあったら、俺…その時は本気で奪いますからね。」
平野「…っAはお前に渡さないよ」
スッと廉くんが私を抱きしめる力を弱めた
廉「じゃ、俺帰ります」
平野「あぁ。」
廉「じゃあな、A」
「…うん、バイバイっ」
ーーーーーーーー
私は誰かを好きになるという事は
誰かが傷つく事なんて想像してなくて
こんなに胸が痛くなるなんて知らなかったよ
ーーーーーーーー
平野「…A？、大丈夫？」
「……大丈夫ですっ、」
ギュッ
先輩に抱きしめられると心臓がドキドキして
なにも考えられなくなる…
平野「…今日…このままデートしよっか、」
「え…？いいんですか？、部活…」
平野「んー、今日はデート部かなぁ」
「ふふ、先輩っ、」
平野「ほら、行くぞっ！」
「でも、どこいくんですか？」
平野「うーん、どこ行きたい？」
「じゃあ、プリクラ撮りたいですっ…」
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「先輩っ、ポーズどうしますかっ？」
平野「へ、なんかないの？」
「何もないですーっ、どうし…///」
ギューッ
突然のバックハグに顔が熱くなるのを感じる
3 2 1 パシャ
「先輩っ、…」
平野「そのままこっち向いて、」
「えっ…！」
平野「…早く、」
ゆっくり 先輩の方を向く…
チュっ…、
3 2 1 パシャ
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作者名：さーや | 作成日時：2018年9月10日 8時
