先輩の彼女になれますか？ (ページ2)

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次の日、私は入部希望を提出した。

廉「Aー、部活もう決めたん？」

「決めたよっ」

廉「早いなぁ。何にしたん？」

「現代研究部…かな？」

廉「…なんやそれ。」

「部活内容は決まってないんだって、その日にやりたい事をやろうって言ってたよっ」

廉「ふーん、楽そうやなぁ」

「そ、そんな事ないと思うけど …」

廉「俺もそれにしよーっと。」

「え！、そんな簡単に決めていいのっ？」

廉「ええねん。」

「ならいいけど、、」

『れんーっ、部活何にするのー？』

廉「んー秘密。」

『えー！いいじゃん教えてくれてもっ』

廉「自分の入りたいやつあるやろ？」

『れんと同じのに入りたいのっ！、ねぇ、あなたは知ってるの？」

「えっとー…」

困ってしまいチラチラと廉を見ながら助けを求める

廉「あんなぁ、Aは知らんから。」

『えーそうなのー？っ』

廉「あんまり困らせんなや」

『わかったよー。もうーっ』

女の子は長い髪をフリフリしながら席に戻って行く

廉「A、ごめんなぁ。」

「えっ？、私は別に！…廉くんはモテモテだね」

廉「そんなんやないよ。でも…俺の部活他の人に言わんでな、」

「わかったっ、絶対言わない！」

廉「ありがとう。」

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「ってなわけで、廉くんも同じ部活になったんだよーっ」

彩音「ふーんっ。それで…私に言っていいの？」

「もー、彩音ちゃんは特別だよー！」

彩音「まあ、そーだね…A気をつけなよ？」

「へ？、何に？？」

彩音「んー…永瀬廉のファンに目を付けられたらめんどくさいよってこと。」

「ないないないっ、私と廉くんは別になんもないもんっ」

彩音「あんたはそうかもだけど、永瀬廉はそう思ってないかもでしょ」

「もー…彩音ぇ。ありえないってー」

廉「なーにが？ありえへんって？」

いつのまにか真後ろにいた廉に驚いて見上げる

「れっ、廉くん！」

廉「俺の話しとったやろ？」

「そんなことないよっ、ねえ？彩音」

彩音「うん、まぁ。」

廉「そっ。ならええけど、A部活行かんの？」

「いくっ、行きます！」

彩音「じゃあ私もそろそろ行くよ」

「あ、うん。彩音、頑張ってねっ」

彩音「Aもねっ、」

廉「A行くでーっ」

私は先輩に会えるのが嬉しくて頬が緩む。
廉くんに、何にやにやしてるん？なんて
言われながら部室に向かった。

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