初恋〜first love 2〜

初恋〜first love 2 玲於side〜 ページ10

休日にAを無理やり呼び出して









用があるって断られて









俺のことを優先しろよって思って









そしたら









A用がなくなった!









なんだよって。俺振り回しすぎだろって思いながら









でもすっげぇ嬉しくて









多分めっちゃにやけてた









早く会いたくて。いてもたってもいられなくて









『早く行こ。』









家を急いで飛び出した









『…なんだよ。いねぇじゃん。』









早く顔が見たかったのにまだ来てなくて









A:「よかった…まだいない。」









は？もういるわ。









『おせーよ。』









俺が着いて5分くらいしか待ってないけど









その5分は俺にとってはすっげぇ大きくて









A:「ごめん…」









てか、今日のA可愛すぎじゃね？









どこに目をやればいいんだよ…









自分を紛らわすように









『てかさ、なんでコンビニなの？』









A:「この間の場所だと玲於くん寒いかなって」









そんなこと言って









『俺の事考えて決めてくれたの？』









なわけないじゃんって返してくるかと思ったら









A:「まあ…うん。」









まじかよ。









どんな形でもAが俺のことを考えてたってだけで









それだけで嬉しくなった。









『Aにしてはえらいじゃん。』









可愛すぎて触れたくなった









でも、フリなんだって。彼氏じゃねぇんだって自分に言い聞かせて









ぐっと堪えた









でも、もう無理









いつまでも抑えてらんねぇよ。









『俺、Aのことが好きだよ。』

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