初恋〜first love 2〜

初恋〜first love 2〜 77 ページ41

今日は金曜日だったのでお昼は玲於くんと食べることに








ついでに文化祭になにしたいか聞いてみようかな






『文化祭なにしたい？』





玲於:「俺なんでもいい。Aに任せる。」



『なんで！？』



玲於:「やりたくて引き受けたわけじゃねぇし。強制じゃん。」



『えー。でもやるからにはちゃんとやろうよ』



玲於:「文化祭が楽しくなるもならないも俺には関係ないから。」







玲於くんひとりなのかな…







『じゃあ、私が決めてくれたら協力してくれる？してくれるよね？お弁当作ってあげてるんだし。』



玲於:「わーったよ…」






こんなに機嫌の悪い玲於くん初めて見たかも


玲於くんにとって文化祭はどうでもいいんだ…



なんでだろう？






玲於:「Aはなにやりたいわけ？」



『んーー…お化け屋敷とかぁ、メイド喫茶とかぁ、男女逆転喫茶とかかな？』



玲於:「定番ばっかだな。」



『だからやってみたいんだよ！中学校の文化祭なんて全然いい思い出ないもん』








玲於くんに反対されるかな






玲於:「まあ、クラスのみんながいいって言うんならいいんじゃね？」



『ほんと！？』



玲於:「でも、俺は絶対男女逆転喫茶やらねぇから。」



『なんでよ。楽しいじゃん。』



玲於:「なんで俺が女装しなきゃいけないの。」



『玲於くんの女装見てみたい』



玲於:「絶対見せない」







なかなか頑固だな





『まあ、いいや。今日の放課後顔合わせと説明会あるから絶対来てね？』




玲於:「えー。俺今日用事が…」



『ないでしょ？嘘つかないの。』



玲於:「…行きますよ。行きます。」




もうすぐでお昼時間が終わるから玲於くんと屋上を離れる





『…ねぇ玲於くん。』



玲於:「なに。」



『やっぱり玲於くんの女装見たい』



玲於:「やだ。無理。」



『やっぱ無理かぁ』






玲於:「当たり前じゃん。あほか。」

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