32話 ページ34
「あるじさま？あるじさま！！！」
軽い衝撃と共に身体が左右に揺れる
『…ぉ…重い』
「はやくおきてください！」
思い目をこじ開けると
薄らと見える真っ白で赤い目をした少年が目の前に見えた
『あ〜おはよう今剣ちゃん』
「おはようございます！！あるじさま！」
嬉しそうに“にぱ〜”と笑う 今剣ちゃん
癒しだなぁ
「うなされていたようですがだいじょうぶですか？」
『ああ、平気だよありがとうね』
魘されていた…？
なんか夢を見てたのは覚えてるけど
内容がなぁ…昨日も変な夢見たし…
疲れてるのかなぁ
｢あるじさま！あさげのじかんです！はやくいきましょう｣
バビューン と効果音がつきそうな速さで
大広間へ行ってしまった今剣ちゃん
『行くか〜〜』
ズキズキと重しが付いている様に重い身体を起こし
巫女服に着替え、急ぎめに廊下へ出た
『あ〜そろそろ桜も見飽きたなぁ…冬景色にしようかなあ…さすがに季節無視しすぎかな？』
視界の隅に映る桜の花びらを見ながら呟いた
『そろそろだっけなぁ見習いが来るの…不安だなあ〜』
大きめの独り言を呟いていると
｢大将なら大丈夫だろ｣
近くの襖が開きヌッと現れた彼
そう
『おー薬研くんおはよ〜…いや〜心配だよ〜』
薬研くんを横目に自分の頭を抱え
降参ポーズを取った
そんな私の姿を見て 薬研くんは微笑みながら頭にポンッと手を置かれ
｢そんな調子なら大丈夫だなあ〜るじ｣
�爐犬磧爾吻�
そう言いながら彼は消えていった
.
廊下に空いた穴に
｢うおおおおお！？なんだこれ！？｣
『ぷ…あはははは』
｢笑ってないで助けろ大将ー！｣
『いや、だってそんな下見てたらわかる穴に…ぷぷ…』
｢大将が穴を塞がないからだろ！！｣
『ごめんごめん』
笑いながら彼の手を取り
安全な場所へ移した
そうだ…ここは元ブラック本丸
至る所が劣化していたのだった
すっかり色々ありすぎて忘れていた
｢じゃ俺っちはもう行く｣
ちょっと拗ね気味な彼は
鍛錬があるとどこかへ消えていった
『じゃ〜ね薬研〜』
穴の修復でもしようか…
手を2回叩くと
みるみる傷がなおっていった。
『この能力すごいなあ…我ながら…。』
ひとりでニタニタしながら
大広間へスキップで向かった
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美月のん(プロフ) - ユズナ様、コメントありがとうございます！！あっあっ書こうと思ってました←全力で書かせていただきます…ヤンデレ…最高ですよね…ヤンデレ…私も受験です…お互いヤンデレで乗り切りましょう(？) (2016年11月11日 2時) (
レス) id: 8361a28afd (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ(プロフ) - 石切丸と加州清光のそういうところ見てみたいです((((( ヤンデレいいですよね、最高ですよね、ヤンデレ…最近受験のせいで全然足りてない…ヤンデレ…(ヤンデレ難民) (2016年11月11日 1時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月のん | 作成日時：2016年2月1日 4時
