8 choi siwon ページ8
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ほとんど隠す壁のなかった シャワールームに
虫が巣を作ったトイレ
今までに来た村でも女性のスタッフが帯同したことがあったが
どのスタッフも 帰りの車で文句を垂らしていた
だけど、 全く嫌そうな素振りを見せない マネージャ
嫌そうな素振りどころか 村長が眠りにつくまで村長の話に付き合って
お昼に子供たちが作っていたお花の冠を手に取り嬉しそうに頭に付け
お風呂ありがとうございました、とトイレありがとうございました、と
笑顔で村長の奥さんに伝える マネージャ。
そしてその顔が端麗なせいが余計輝いて見えた
「 皆さん、温かい人ですね。」
そう言って 床に着いた マネージャ
『 え、 ベッドひとつしかないのか？』
「 あれ...? 本当だ。 ごめんなさい それじゃあ私起きてるんで シウォンさん眠ってください」
ベッドから飛び起きて 椅子に座るマネージャ
でもその瞼は言うことを聞かないようで
子供みたいに 目を半開きにさせて眠そうな顔をしてる
『 キムマネージャ。 そんな所で眠ったら体が痛くなるよ』
「 シウォンさん疲れてるでしょう？ 早くベッドについてください」
『 少し狭くなるかもしれないけど 2人でベッドで寝よう』
え....? とほぼ働いてないであろうその頭で一生懸命 その言葉を理解しようとしてる様子
「 いや....っ 私は飛行機で寝るんで！ シウォンさんの体が大切です！ はやくはやく」
そう言いながら俺の体を押して無理やりベッドで寝かそうとするから
俺は思わずその体を引っ張ってしまった
『 ほら、こうすれば二人とも眠れる。
安心しろ マネージャに手を出すほど馬鹿じゃない。 自分の未来が大切だ』
「 じゃ、その言葉信じます」
そう言ってすぐ 眠ってしまった
相当眠かったんだろう
けど、運悪くその顔がこっちを向いていて
その顔に手を伸ばす自分の腕をしまう
駄目だ駄目だ
触れちゃ駄目だ
自分から仕掛けたのに 勝手に反応してしまう体
このまま此処にいちゃダメだと思い １回外に出た
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作者名：ﾏﾙｺのお砂糖。 | 作成日時：2019年6月11日 21時
