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「伊黒さん……勝手に柱になって、ごめんなさい」
「…!それは、俺の方こそすまなかった。お前の実力は柱にふさわしいと思っていた………だが、俺はお前に俺から離れてほしくなかったんだ」
「離れるつもりなんて、なかったです」
「………そうか」
「伊黒、さん」
「なんだ」
「もう一度、師範って呼んで、いいですか」
「勿論だ、…………A」
「はい、師範」
「デルフィニウムの花言葉はな、『あなたは幸福をふりまく』なんだ」
「…………!」
「俺はお前と出会えて幸せだったよ」
「………っ、そっかぁ、よかった。もう一度、師範の綺麗な目、見たかったなぁ」
「………俺なんかより、ずっとお前の方が綺麗だよ」
「俺なんかッて言うの、やめてくださいよ。師範は、私の英雄なんですから」
「…………」
「師範」
「なんだ」
.
「ずっと前から、好きでした」
.
そう言って彼女は、静かに微笑んだ。
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桜舞(プロフ) - あぁごめんなさい!訂正しておきます、ありがとうございます! (2021年5月3日 9時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)
小桜@SOS同盟 - 初コメント失礼致します。あの、11話の煉獄さんの訃報のシーンなんですけど、弐ではなく、上弦の参です。 (2021年4月29日 11時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜舞 | 作成日時:2021年3月18日 12時