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「ふぅんそうか。陸ね、一番下だ、上弦の。陸とはいえ上弦を倒した訳だ、実にめでたいことだな。陸だがな。……………褒めてやってもいい」
「わーい、やったー……………」
「いやお前から褒められても別に」
ていうか伊黒来るの遅くね?
なんかA顔が幼稚園児になってるし、大丈夫かこれ。
「しーはん、おんぶー」
「一生寝ていろ唐変木」
「ひどーい」
「………………」
よし、俺はもう突っ込まない(確固たる意思)
「仮にも上弦を倒したんですよー」
「それなんだが伊黒」
「なんだ」
「そろそろAを柱にするべきだ」
「…………………」
急に黙ったな。
当然だ、本人達は無自覚だろうが、伊黒はAのことをかなり大切に思ってるしな。
だが、さっきの上弦との闘いも、万全の状態だったとはいえ余裕があった。
Aにはもう十分柱としての実力がある。
「煉獄が抜けた。俺も引退する。2つも席が空くんだ、妥当だろ」
「馬鹿を言え、こんな幼稚園児が柱になれる訳ないだろう」
「それは……………」
まずい、否定出来ない。
確かに此奴精神が幼いからな………
「十二鬼月を倒したんだ、いくらお前といえど本人の意思を聞かずに決めつけるのはなしだと思うぜ」
「………………」
「此奴ももう18、普通なら良い男見つけて嫁に行っててもおかしくねぇ。いつまでも子供扱いしてやるな」
「…………此奴は、子供だ」
「…………………はぁ」
そういうお前も子供だ、なんて。
殺されるから言わないけどな。
「…………………すぴー」
話の張本人は寝てるし…………
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桜舞(プロフ) - あぁごめんなさい!訂正しておきます、ありがとうございます! (2021年5月3日 9時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)
小桜@SOS同盟 - 初コメント失礼致します。あの、11話の煉獄さんの訃報のシーンなんですけど、弐ではなく、上弦の参です。 (2021年4月29日 11時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜舞 | 作成日時:2021年3月18日 12時