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「……………なにこれ」


『ごめん買い物行くの忘れてた』



食卓に並べられたのはふろふき大根、大根の甘辛みそ焼き、味噌汁、白米。


ちなみに味噌汁の具はもちろん大根。


何この素晴らしくヘルシーな料理。



『なぜか冷蔵庫に大根と味噌だけあったから』


「あ、その原因は僕」


『えー……』



もう見た目が凄い茶色い。


ヘルシーな筈なのに体に悪そう。



「………いただきます」


『いただきます』


「美味しい」


『どーも』



問題は目の前にある料理みんな同じ味付けってことなんだよなぁ。



『そういえば、ずっと思ってたんだけど、有一郎はどうしてんの?』


「兄さんは家にいる」


『は?無一郎が私の家に来てるのは知ってんの?』


「うん」


『えー…嘘でしょ有一郎』



お前だけはまともだって信じてたのに。



「兄さんAと違って色々察しがいいから」


『なんで私貶されたの』



弟が無断で女子の部屋に侵入するのを許す方が絶対おかしいと思う。



「味噌の味しかしない」


『だって味噌が大量にあったんだもん』


「ふろふき大根作って貰おうとして大量に買って冷蔵庫に入れたのは間違いだった」


『相変わらずやりたい放題だね』



これもお母さんが出張から帰ってくるまでだけど。



「じゃあさ、」



無一郎が口元を緩めて言った。



「うち来る?」









*****





『え、有一郎いるんじゃないの』


「追い出す」


『うわ、可哀想』


「大丈夫兄さん察しがいいから」

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陽葵(プロフ) - 主さん〜この作品プリ小説というアプリの方でパクられてます〜 (2022年12月6日 19時) (レス) id: 4fccf8109e (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - AYAさん» ありかがとうございます!神になりたいです! (2021年10月5日 19時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)
AYA - 凄い面白かったです! 神ですか? (2021年10月5日 13時) (レス) @page50 id: 23da1d9ffa (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - ただ、書きたいという心持ちだけはあるので、いつか投稿した時に読んでくださると幸いです。コメントありがとうございました! (2021年3月17日 21時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - 読んで下さってありがとうございました!前世の話は、実はあまり考えて無いんですが、出来れば書きたいな、と思ってます...ただ、この作品もネタ切れに苦しみながら何とか書ききったので、すぐに書く、というのは難しいと思います、本当に申し訳ないです。 (2021年3月17日 21時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜舞 | 作成日時:2021年2月24日 7時

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