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『………なんで平然と私の部屋にいるの』
「ベランダから入った」
『……警察呼ぶよ』
「ごめんそれはやめて」
目の前で平然と寝っ転がって漫画を読むのは、学校で女子からの人気が凄い時透無一郎。
『え、なんで?普通女子高校生の部屋に何食わぬ顔して侵入する?』
「A、常識に囚われちゃいけないよ」
『そういうのは常識を知ってから言ってくれます?』
家が隣どうしで、幼なじみ。当然そこそこ仲がいい。
でも部屋に不法侵入されるのは初めてで、これが最後であって欲しいと心の底から思う。
『もういいや。お茶入れてくる』
「諦めはや。僕玉露で」
『麦茶ね、わかった』
「話を聞いて欲しい」
『不法侵入してきた輩に玉露なんか淹れるわけないでしょ』
台所に移動して、冷蔵庫から冷えた麦茶を取り出す。
さっきの無一郎が読んでた漫画は、シリーズ物の第一巻だった。全部で20巻以上ある。
ついでにたぶん無一郎はあの漫画にハマりかけてる。
つまりそれは
『……何時になったら帰ってくれるんだろ……』
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陽葵(プロフ) - 主さん〜この作品プリ小説というアプリの方でパクられてます〜 (2022年12月6日 19時) (レス) id: 4fccf8109e (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - AYAさん» ありかがとうございます!神になりたいです! (2021年10月5日 19時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)
AYA - 凄い面白かったです! 神ですか? (2021年10月5日 13時) (レス) @page50 id: 23da1d9ffa (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - ただ、書きたいという心持ちだけはあるので、いつか投稿した時に読んでくださると幸いです。コメントありがとうございました! (2021年3月17日 21時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - 読んで下さってありがとうございました!前世の話は、実はあまり考えて無いんですが、出来れば書きたいな、と思ってます...ただ、この作品もネタ切れに苦しみながら何とか書ききったので、すぐに書く、というのは難しいと思います、本当に申し訳ないです。 (2021年3月17日 21時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜舞 | 作成日時:2021年2月24日 7時