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「どーっちだ」


『……………はぁ』



登校早々にしてこんなに帰りたいと思ったこと今までなかった。



「当ててみてよ」


『なんかお腹痛くなってきた』


「嘘つかないで」



嘘じゃない、本当。


さっきこの状況に遭遇した瞬間からお腹痛い。


机の前には何故かツインテールをした時透ツインズ。


もう女子からの視線が凄い。



『いいから、どっちが無一郎か当ててよ』


「さっきからずっと喋ってるのが無一郎でしょ」


『やっぱりわかるんだ、流石だねー』


「馬鹿にしてんの」



逆にわかんない人いるのこれ


有一郎すごい不機嫌顔だし。



『なんで2人はそんな奇抜な髪型してんの』


「無一郎にやられた」


『それは想像つく』


「なんとかしろ」


『ごめん無理』



無一郎ってこんなに狂ってたかなっていうぐらいここ最近の行動がおかしいんだけど。


そして2人の時ならまだしも、学校でそういうことしないで欲しい。



『まぁいいや。有一郎は教科書借りに来たんでしょ、はい』


「え、なんでわかったの?」


『勘?』


「お前変なところで才能発揮するよな」


『それ君の弟にも言われた』



やっぱり双子って似てるんだなー、と思いつつ、バックから数学の宿題を取り出す。


昨日は遊園地行った後爆睡したし、一昨日は家に不法侵入されたからやってる暇がなかった。


黙々とプリントに答えを書いていく。



「お前計算式一切書かないで答えだせんの?」


「違うよ、コレは勘で数字書いてるだけ」


「全部あってるんだけど」


「だから数学だけは点が高いんだよね、この人」


『終わった』


「はや」


『ま、数字書いてるだけだからね。ていうか何時までいるの』



出来ればこれ以上女子の恨みを買いたくない。


もう手遅れか。



「HR始まるまで」


『やめて』


「大丈夫僕が絶対守るから」


『だから原因お前なんだってば』



はぁ。


疲れる。









「お前も大変なんだな」


『わかってくれた?』


「頑張れよ」


『他人事のよーに』

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陽葵(プロフ) - 主さん〜この作品プリ小説というアプリの方でパクられてます〜 (2022年12月6日 19時) (レス) id: 4fccf8109e (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - AYAさん» ありかがとうございます!神になりたいです! (2021年10月5日 19時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)
AYA - 凄い面白かったです! 神ですか? (2021年10月5日 13時) (レス) @page50 id: 23da1d9ffa (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - ただ、書きたいという心持ちだけはあるので、いつか投稿した時に読んでくださると幸いです。コメントありがとうございました! (2021年3月17日 21時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞(プロフ) - 読んで下さってありがとうございました!前世の話は、実はあまり考えて無いんですが、出来れば書きたいな、と思ってます...ただ、この作品もネタ切れに苦しみながら何とか書ききったので、すぐに書く、というのは難しいと思います、本当に申し訳ないです。 (2021年3月17日 21時) (レス) id: faa91006d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜舞 | 作成日時:2021年2月24日 7時

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