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時柱 ページ7

『少し禰豆子さんに失礼を働きますが……これで禰豆子さんが今まで人を喰ったことがあるかどうかが証明されますので……少々お待ちくださいね。お館様、失礼致しますわ』


そうして、禰豆子さんの入っている箱の前に立ち、日輪刀を抜きます。


炭「…!!」


後ろにいる炭治郎さんが目を見開いたのを、気配で感じました。


炭「何、を!?」

産「炭治郎、今は我慢しなさい」

炭「!!」


不死川さんの拘束から逃れようとする炭治郎さんに、お館様は有無を言わさない声音で言います。


私はそれを聞いて、箱に入っている禰豆子さんを軽く刺しました。


炭「やめ、ろ!」

『時の呼吸 参ノ型 追憶』


直後、私の頭に沢山の「禰豆子さんの記憶」が流れてきました。


私はその中から禰豆子さんの鬼になってから今までの記憶を確認します。


『……お館様』

産「どうだったかい?」

『禰豆子さんの鬼になってからの2年間の記憶を読み取りましたが……禰豆子さんは今まで1度も、人を喰ったことがありませんでしたわ』

「!!」

産「そうか。じゃあこれで、禰豆子が2年間人を喰ったことがないことの証明ができたね」

『…はい。炭治郎さん、禰豆子さんを刺してしまって、ごめんなさい』

炭「え?あ、はい……?」


訳がわからない様子の炭治郎さんを傍らに、不死川さんが口を開きました。


不「鬼を喰ってないからなんだというのか。なんの保証にもなりはしません」

煉「不死川の言う通りです!人を喰い殺せば取り返しがつかない!!殺された人は戻らない!」

その後→←お館様と柱達--2



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作者名:桜舞 | 作成日時:2021年1月10日 16時

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