お館様と柱達 ページ5
産「お早う皆。今日はとてもいい天気だね。空は青いのかな?顔ぶれが変わらずに半年に一度の柱合う会議を迎えられたこと、嬉しく思うよ」
お館様がそういって微笑みます。
どうやら、横たわっていた男の子は竈門炭治郎さんと言い、彼の妹の禰豆子さんが鬼になってしまったらしいのです。
炭治郎さんをどうしようか話し合っているところでやってきた風柱の不死川さんが禰豆子さんを刺したりなど一悶着ありましたが、お館様が現れ、皆跪きました。
炭治郎さんも風柱さんに頭を掴まれ、ゴン、と音を立てて押さえつけられます。
あれは中々痛そうですね。
不「お館様におかれましてもご壮健で何よりです。益々のご多幸を切にお祈り申し上げます」
産「ありがとう実弥」
不「畏れながら、柱合会議の前にこの竈門炭治郎なる鬼を連れた隊士について、ご説明していただきたく存じますがよろしいでしょうか」
不死川さんの言葉に、頭を押さえつけられている炭治郎さんが驚いたような顔をします。
きっと急に不死川さんが丁寧に話し始めたからびっくりしているのでしょう。
わかりますわ。不死川さん、見た目は柄が悪いですし、先ほどまで言葉遣いももの凄く乱暴でしたもの。
産「そうだね。驚かせてしまってすまなかった。炭治郎と禰豆子のことは私が容認していた。そして皆にも認めてほしいと思っている」
「!!」
お館様のその言葉に、柱のほとんどの人は驚きを隠せないようでした。
29人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜舞 | 作成日時:2021年1月10日 16時