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終わり ページ35

鬼の頚が切れる。


刹那ーー


魘「ギャアアアア!」


凄まじい断末魔と共に鬼の肉が肥大化して列車に絡みつき、大きな揺れを引き起こした。


伊「頚を斬られてのたうち回ってやがる!やべぇぞ」

炭「横転する!神楽坂さん、伊之助!乗客、を」

『勿論ですわ』

『 時の呼吸 弐の型 悠遠彼方!』


横転する列車の速度が激減する。


鬼の肉が絡みついていたことも相まって、やがて列車の動き静かに止まった。


(車内の乗客は……皆生きていますわね。煉獄さん、善逸さん、禰豆子さんも、皆無事の様です。
なのにーー)


土の上に寝転んでいる炭治郎と、炭治郎のそばにいる伊之助をそっと見る。


(消えません、この嫌な予感は。これ以上、一体何が起こる、と……?)

上弦の参→←先頭車両



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作者名:桜舞 | 作成日時:2021年1月10日 16時

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