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夢の中 ページ24
珠「ほら、A。怪我、治りましたよ。全く……あなたはいつも無理をして……」
ここは……私の家の中でしょうか？
……お母様の優しい声が心地よいです。
『ごめんなさい。お母様達の役に立ちたくて…』
珠「その気持ちは嬉しいけれど……貴方は本当に無理をしてはいけませんよ。貴方は私の家系の中でも珍しい特異体質なのですから」
『でも……』
珠「大丈夫。貴方のことは私とお父さんが必ず守りますから。今までも、これからも、貴方は私達の大事な娘ですよ」
そう言って私を抱きしめるお母様。
抱きしめられながら、私は無意識に口を開きました。
『あの時は、ごめんなさい……』
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作者名：桜舞 | 作成日時：2021年1月10日 16時
