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『母だけじゃなく、父の意志も継ぎたいと思っています』
 
 
「そうか」
 
 
『この世から鬼や呪霊をなくし、幸せな未来が訪れるように』
 
 
冨岡にも全てを打ち明けた
両親を亡くしてから自分をここまで支えてくれたから
 
 
『師範、絶対に死なないでください。私はもう誰も失いたくない』
 
 
両親を亡くし兄の様に慕っていた煉獄も亡くした
これ以上、自分の大事な人がいなくなるのは嫌だから
 
 
「…お前の花嫁姿を見るまでは死ぬわけにはいかない」
 
 
『!!』
 
 
「だから、お前も死ぬな」
 
 
『…はい』
 
 
「今日はここまでだ。明日、刀鍛冶へ行くのだろう?」
 
 
明日からAは刀鍛冶の里へ行くことになっていた
 
 
『はい!恋柱様と共に刀を打ち直しに行きます』
 
 
「…そうか。気をつけて行ってこい」
 
 
『わかりました。しばらく戻りませんので今日は師範の大好きな鮭大根にしましょう』
 
 
「ああ。頼んだ」
 
 
Aの言葉に冨岡は笑っていた
 

いざ、刀鍛冶の里へ→←継ぐ



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作者名:あーちゃん | 作成日時:2021年12月24日 8時

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