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『……』
 
 
結局、私にはここしかない
 
 
「A!」
 
 
『あっ、、』
 
 
中に入った瞬間、焦っている五条さんが私を抱きしめた
 
 
「どこに行ってたの?どんだけ探したと思ったの?」
 
 
汗だくになっている。きっと、ずっと、探してくれていたんだなと申し訳なくなる
 
 
『五条さん』
 
 
「何?」
 
 
『私を高専に入学させてください』
 
 
ピタリと動きが止まったのがわかる。私からそっと離れて五条さんはじっと見つめてきた
 
 
「本気?」
 
 
『本気です。この世から呪いをなくしたい。もっと強くなりたい。もう、誰も死なせたくないから』
 
 
儚く散っていった大切な鬼殺隊の仲間達。もうそんなことにはなりたくない
 
 
『私…貴方を超えて最強になります』
 
 
再び胸に誓う
 

.→←第十二章:誓い



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作者名:あーちゃん | 作成日時:2023年7月20日 8時

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