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「…何で気付かなかったんだろうなァ」
 
 
『髪と目の色、変えてましたから』
 
 
離れていた時間を埋めるように、私は実弥さんと沢山話をした
 
 
『今、皆がここにいるって事は私がいなくなった後、やり遂げてくれたんですね』
 
 
「ああ…」
 
 
『良かった…』
 
 
皆がやってくれたから今がある。それなら今度は私がやる番だ
 
 
『実弥さん』
 
 
貴方に再会したら伝えたいことがあった
 
 
「どうしたァ?」
 
 
『…私にはやらないといけないことがあります。だから今世でも刀を振るっています』
 
 
「そんな事はわかってる。だから今度は俺も一緒に『ダメです』…何でだァ?」
 
 
貴方ならそう言うとわかってる。でも、もういいの
 
 
『どうかお元気で。幸せになってください』
 
 
その幸せは私が守ります。だから、、さようなら
 

.→←第二十一章:失恋



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作者名:あーちゃん | 作成日時:2023年7月20日 8時

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