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しのぶちゃんから聞いたことがある
 
 
「頭から血をかぶったような鬼だった」
 
 
「にこにこと屈託なく笑う 穏やかに優しく喋る」

 
しのぶちゃんのお姉さんを殺した鬼
 
 
「Aさん、私は必ず姉の仇をとります。この命にかえても」
 
 
それはまるで"呪い"だった
 
 
そして、、しのぶちゃんは言葉の通り逝ってしまった
 
 
「君、美味しそうだね」
 
 
『…お前が何故ここにいる』
 
 
「何故かって?それはね、ある男が呼んでくれたんだよ」
 
 
『ある男?』
 
 
「そうだよ。名前何だったかな?確か、"夏油"とかって名前だったかな」
 
 
『夏油?』
 
 
聞いたこともない名前に私は首を傾げるしかなかった
 

.→←第二十章:予感



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作者名:あーちゃん | 作成日時:2023年7月20日 8時

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