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「行かせてよかったのか?」
 
 
「…何が」
 
 
タバコを吹かしながらどこか機嫌が悪い五条に話しかける家入
 
 
キメツ学園(あそこ)には昔の男がいるんだろ?」
 
 
「……」
 
 
「(ここまでとは…予想外だな)」
 
 
同期であり、昔の五条を知る家入は女関係でこんなにも悩む五条が珍しく、思わず笑っていた
 
 
「…何笑ってんの」
 
 
アイツ(・・・)が今の五条を見たら何て言うかと思ってな」
 
 
「…硝子みたいに笑ってたと思うよ」
 
 
今はいない、もう1人の同期
 
 
「ほーんと、最強の名折れだね」
 
 
澄み切った青空を眺めてつぶやいたのだった
 

.→←第十五章:キメツ学園



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作者名:あーちゃん | 作成日時:2023年7月20日 8時

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