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金縛りが溶けたかのように体の緊張感が抜けて一気に脱力した。そのまま床に座り込んでしまった。身体が震えて、一人で立てない。
その時ちょうど和くんが起きて来てくれた。
和「Aッッ！」
『かず、く、』
和「どうした！？何があった！？大丈夫、俺はここに居るから、安心しろ、なっ」
『怖かっ、た』
和「今はいいよ、後で話そう。…翔くん！」
翔「失礼致します、何事ですか」
『翔く、ん』
翔「！…ただいまお水をご用意します、お待ちください」
翔ちゃんが走ってお水を取りに行ってくれた。
和くんがお姫様抱っこでその広いベッドまで私を連れていく。
冷や汗が止まらない。
震えは少し収まった。
翔「お待たせ致しました、タオルもお持ちしました。大丈夫ですか、王妃様」
和「ありがとう翔くん、バスルームの用意しておいて。この子一旦シャワー浴びさせる」
翔「畏まりました」
2人と、その下の者たちがテキパキと準備をしている。
翔ちゃんが出ていったのを黙認した後、和くんが私の汗を柔らかいタオルで丁寧に吹いてくれた。
和「大丈夫？身体も拭こうか？」
『うん』
返事をした後、和くんがゆっくりと私の寝巻きのワンピースをしたから捲る。
和「ッ、刺激強いな〜」
『和くん大丈夫？』
和「アナタは今は自分の心配してくださいよ、俺は大丈夫ですから…多分…」
少し目を逸らしがちにそう言いながらも丁寧に身体も拭いてくれる和くん。
1通り終わったあと、翔ちゃんが準備が完了致しました、と呼びに来てくれたのでその後はそのまま翔ちゃんと一緒にバスルームへ向かった。
翔「…明日の予定、変更致しておきますね」
『え？』
翔「王様の事ですから、話す時間が必要でしょう」
『あっ、あー、そうね、ごめん翔ちゃんお願い』
翔「部屋じゃないのでその呼び方はおやめ下さい。櫻井でお願い致します、王妃様」
そんな話をしている間にバスルームに到着し、女性のお世話係たちが私の服を脱がしていく。
広い白のバスルームに一人で入る。
嗚呼、完全に気が抜けていた。
バスルームの中までは彼女たちは入ってこない。頭からシャワーを被り、鏡を見つめ、髪の毛をかきあげた。
同時に首筋に見える、なにかの印。
『なに、これ』
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まりも - 小鳥遊勇希さん» お返事ありがとうございますっ！のんびり更新待ってます(*^ω^*)！ (2017年8月16日 20時) (
レス) id: 9c81278532 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊勇希(プロフ) - まりもさん» まりもさんこんばんは！コメント嬉しいです泣 同じ大野担ー！これからも色んな展開があるので楽しみにしててくださいませ。次の更新は14日くらいになりそうです〜 (2017年8月13日 0時) (レス) id: 77bd7f1e7d (このIDを非表示/違反報告)
まりも - 大野担なので、ミステリアスなモンスターとしての大野君にドキドキしながら読んでますー！続き楽しみにしてます☆ (2017年8月12日 19時) (レス) id: 9c81278532 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小鳥遊勇希 | 作成日時：2017年8月4日 1時
