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翔「軍はある程度揃う予定です。連絡を入れましたゆえ、準備は大丈夫かと」
和「ありがとう翔くん、これでこの先何かあってもAだけは守れるな…」
ちょっと国民たちに直に連絡してくる、そう言ってその部屋を出ていった和くん。
2人きりになった途端焦り始める翔ちゃん。
焦っているのも無視して問い詰めた。
『ねぇ、何で？何があったのさっき』
翔「…」
『翔ちゃん』
翔「っ…！」
俯いた翔ちゃんは一つ深呼吸をしてからゆっくり話し始めた。
翔「…さっき、大野智に会ったんだ」
無言で話を続けろと合図を出す。
翔「…脅されたんだ、俺も」
私が驚いた顔をする。
翔ちゃんはその時の話をし始めた。
それは遡ることまだ数時間前のこと。
翔ちゃんが私を残して1度部屋を出、準備している時のほんの10分間の話。
ーーーー
翔side
翔「…」
それは俺たちが大野智という者に対して動き出した時のことだった。
王様、二宮和也は相葉くんの所に話をしに行くと言って出ていってしまうから、俺が王妃様…Aをしっかり守らなきゃと思った。
王様が帰ってきた時のためにやる事があって、1度部屋を出、大きな水くみ場に言った時。
白い手袋を外し、ポケットにしまった瞬間上からふわりと黒い羽が落ちてきて、自分の上にぼんやり影ができた。
焦りが一気に自分を襲う。落ち着く為にその羽を拾い上げ、後ろを見ずに呟いた。
翔「何の用です」
声のトーンはある程度低く冷たく、落ち着いているように装った。
その影は間違いなく大きな羽が生えていた。
拾った羽を握りしめて返事を待った。
その影が後ろから嗤う。
智「んふふ、しょーくん」
翔「…これ以上Aに近づくな、手を出したら王より先に俺がお前を殺す」
智「…こっえ…。まぁ安心してよ、多分俺死なないからさ」
翔「…それで、用は」
智「翔くんさ、Aちゃんのこと守らないといけないんでしょ？」
翔「…だったら何だ」
俺が父に言われた使命を何故知っているのか。
色々疑問はあったが、さっさとAのところに戻らなくてはと思ったせいか、話を早く終わらせたかった。
少し嗤いながら彼が呟く。
智「…俺ね、翔くんのお父さんと契約してたの。知り合いだったんだよ？」
翔「！？」
智「ハートの国が何であんなに強かったか、知らないの？お父さんに聞かなかった？」
そんな戦争の内容など聞くはずがない。
戦い方は教わっても、細かい事なんか聞いたことなかった。
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まりも - 小鳥遊勇希さん» お返事ありがとうございますっ！のんびり更新待ってます(*^ω^*)！ (2017年8月16日 20時) (
レス) id: 9c81278532 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊勇希(プロフ) - まりもさん» まりもさんこんばんは！コメント嬉しいです泣 同じ大野担ー！これからも色んな展開があるので楽しみにしててくださいませ。次の更新は14日くらいになりそうです〜 (2017年8月13日 0時) (レス) id: 77bd7f1e7d (このIDを非表示/違反報告)
まりも - 大野担なので、ミステリアスなモンスターとしての大野君にドキドキしながら読んでますー！続き楽しみにしてます☆ (2017年8月12日 19時) (レス) id: 9c81278532 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小鳥遊勇希 | 作成日時：2017年8月4日 1時
