27 ページ28
カンタside
よし、決めた
降りよう
今日はもう誰も来ないはずだから、止められる事もないはず…
やるなら今しかないな
一応、トミー宛に
「今までありがとう。迷惑かけてごめん」
とだけ弱々しい字で書いた紙をベッドの枕の下に置いておいた
頑張って窓まで行って、飛び降り…
…ようとした。
カンタ「っ、トミー…なんでっ」
降りようとしたところをトミーに後ろから抱き締められていた
トミー「なんか、お前が変なことしないかなと思って笑見にきたんだよ」
カンタ「止めないでよ…もう決めたから…」
トミー「なにをだよ…たくさんの人がお前を待ってるんだぞ」
トミー「これ見ろ」
見せられたのは水溜りボンドの動画だった
カンタ「これがなに?」
トミー「これ」
そう言って見せられたのは一つのコメントだった
「私たち視聴者はいつまで経ってもずっとカンタ待ってるから絶対ちゃんと戻ってきてね…!頑張って!」
というコメントだった
それには、たくさんのグッドと返信があった
「みんなずっと待ってるから!」
「どんな状況かはわかんないけど頑張って!応援してます!!」
「なんかカンタが出なくなってからトミーの元気ない気がするし…トミー元に戻ってもらうためにも笑頑張って!!」
など、たくさんあった
トミー「俺たちみんながお前を待ってるから…時間かかっても待ってるから…少しずつでも頑張ろうよ…」
カンタ「…トミー、俺いらなくない?だって、何もできないし、トミーの時間奪ってるだけだよ?」
トミー「これからできるようになっていけばいい。俺は時間奪われてるとなんて思ってないけど…
てゆかさ、お前がそうなった原因って俺じゃん…俺のせいでそんな事思わせて…ほんとごめん…」
カンタ「ごめんとか言わないでよ…俺が勝手にトミーの身代わりになっただけなんだから…」
トミー「ありがとう…でも、ごめん」
トミー「これからはさ、何か思ったことは言うようにしよう。お互いにさ」
カンタ「そ…うだね…
救ってくれてありがとう…」
こんなに良い仲間を置いて死ななくてよかった
これからは本当に死のうとか考えないで治せるように頑張ろう…!
ラッキーYouTuber
小柳
28人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みゅみゅー | 作成日時:2018年7月30日 20時