打ち上げ花火 ページ11
夜空に花火が打ち上がる。
打ち上げ場所から近いところで見ているので、心臓まで響くような深い音。
次から次へと打ち上がる花火。
斜め上を見上げるトミー。
浴衣を着て、斜め上を見ているので 普段は制服を着ていてあまり見えない喉仏が見える。
それに 動き回ったせいか帯が緩んで
少し胸元がはだけている。
そんなトミーが 花火の光に照らされていて
更にかっこよく見える。
トミー「花火、久しぶりに見た… めっちゃ綺麗だな……」
A「それな…、もう、なんか なんだろう、めっちゃ綺麗だよね」
トミーに見惚れすぎてもう言葉が出てこない
今なら言える気がする
でも ここでフラれちゃったら
一緒で遊ぶのは 今日が最初で最後になっちゃうの?
トミーが好き、好きでたまらない、好き好き
コジアヤ様に、私の愛は病的だと良く言われる。
それでも構わない、私はトミーが好き
全てが好き、好き好き、大好き
一緒に花火を見ているこの状況が、私の想いを加速させる。
A「ねえ、トミー」
トミー「ん?」
ここで言えたら、
いいのにな
でも 言えないや、。
A「今日本当に楽しかったからさ、また遊ぼうよ〜〜今度はちがうところ!」
トミー「え〜どうしよーかな〜!!」
A「くっそ、トミーのバカ(笑)」
トミー「嘘だよ、冗談冗談!!!
仕方無いから遊んでやるよ(笑)」
A「ありがとうございま〜す。(笑)
てか、私達家の方向途中まで一緒だからさそこまで一緒帰ろうよ」
トミー「ん〜〜それはちょっと用事あるから無理なんだよ、悪い、ごめん」
A「こんな時間に用事なんてないでしょ(笑)またからかってるんでしょ!!」
トミー「いや、本当に用事。ごめんなA。」
いいけど、なんだか胸に引っかかる
そういえば、誰とかはわからないけどずっと誰かからのLINEを返していたトミー。
不穏な予感がする。女の勘?
そんなことを考えてたら、花火はクライマックスを迎えていた。
どんどん打ち上がっていく。
花火大会が終わる。
言いたいことを言えずに。
今日が、終わってしまう。
バーーーーーーーーーーーン……
終わってしまった。
二ヒッと笑いながらパチパチと拍手をするトミー。
もう、後は帰るだけなんて。
でも今日の花火は 人生の中で見た花火の中で1番綺麗だった。
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( ^∀^) - ページ33の「あまい」っていうところの「サイコー」と言う文字を「サイコパス」と読んでしまったそんな私はサイコパスなのか?.....あ、それだけです。 (2017年8月11日 9時) (レス) id: eebcc8fec2 (このIDを非表示/違反報告)
森永 - ゆずさん» コメントありがとうございます!!まだ終わらないつもりです!!終わって欲しくないなんて嬉しいですありがとうございます(;;) (2017年3月18日 11時) (レス) id: 6cb7b23dbf (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 森永さん!恋人になりましたね!…終わるんですか?物語。終わって欲しくなあああああああああああい! (2017年3月18日 11時) (レス) id: 1f162f8a9d (このIDを非表示/違反報告)
森永(プロフ) - 黄色さん» コメントありがとうございます!!そうなんです合格しちゃったんです…!!寝る前の楽しみになってるなんて嬉しすぎる!!なんて嬉しいコメントなんだ(;;)ありがとうございます頑張ります!!! (2017年3月13日 1時) (レス) id: 6cb7b23dbf (このIDを非表示/違反報告)
黄色 - 受験合格おめでとうございまーーーーす!良かった良かった…。った、後輩なのにタメ口申し訳ありませんでした。私の楽しみは寝る前のこの小説です!毎日楽しみにしてますね!頑張ってください! (2017年3月12日 23時) (レス) id: 136afa95e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:森永 | 作成日時:2017年1月29日 0時