Ich liebe dich

OA 27 ページ29

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｢そして、てつや…何泣いてんの(笑)｣

て ｢泣いてねえわ！！｣

｢いっぱいいっぱいごめんね、｣

私の青春は てつやだった。 てつやが全てだった。

｢いっぱい…ありがとう…｣

て ｢泣いてんのはお前じゃん(笑)｣

てつやの匂いに包まれる。この匂いが大好きだった。

と ｢ば！おい！てつや！離れろ！！｣

て ｢いーじゃねえか！最後だ！｣

て ｢いいか。A。ぜってー幸せになれよ。｣

｢ばーか。てつやの方こそ 世界で1番幸せになって。｣

て ｢それは俺の台詞。｣

大好きだった。誰よりも。

｢としみつ、｣

てつやにハグされたことで すっかり拗ねてるとしみつに 耳元で囁く。

｢大好き｣

多分 としみつにちゃんと言ったのは 初めて。

そしたら 嬉しそうな顔で私を見つめて

そっと唇を合わせた。

そこから 皆で久しぶりにご飯に行って
騒いで騒いで騒いで。
楽しい時を過ごした。

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あの日から 1年程経った。

朝起きて カーテンを開ける。

時刻は AM8:00

今日も撮影だ。

｢としみつ、起きて朝だよ｣

相変わらず この男は朝に弱い。

｢しょうがないな。あと30分くらいは大丈夫か。｣

顔を洗って台所に立ち 朝ごはんを作る

こんなことも慣れてきた。月日が流れてるのが分かる。
因みに 最初の段階では 中傷もあったけど 皆慣れたのか 最近はパタリと無くなった。

YouTuberたちには未だに弄られるけどね(笑)

Twitterも普通に開くことが出来る。

｢ふふ。なにこれ〜｣

視聴者さんは面白い人達ばかりで ツイートを見ると 殆どの確率で笑ってしまう。全部は流石に無理だけどなるべく返事とかいいねをするようにしている。

この日はとある ツイートでいっぱいだった。

#としみつ A 結婚1周年おめでとう！

そのハッシュタグには 動画やら 画像やら メッセージ。いっぱい送られてきてた。

｢嬉しいな。というか 今日で1年か〜｣

としみつは覚えてるのかな？
厳密には あれの次の日に婚姻届を出したから
明日なんだけどね。

と ｢んぅ…、A…？｣

｢あ、起こしちゃった？おはよう。としみつ｣

と ｢おはよ…｣

｢朝ごはん出来てるよ？食べる？｣

と ｢食べる…｣

ほんとに 低血圧なんだから。

でもそんな些細なことが募って
幸せが産まれるんだよね。

｢おはよー！｣

と ｢うーす｣

今日も動画を撮る。
久々の運動系だけど 辺りが暗くなる。
くらくらする。

と ｢おい！A！｣

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