OA 22 ページ23
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と 「…は?」
て 「俺もAが好きだ。」
意味が分からん。じゃあなんであんなに傷つけるん?泣かせるん?
と 「巫山戯んな…!」
頭が可笑しくなる。思わず手が出る。
虚しさ、怒り、そして嫉妬 全てをてつやの頬にぶつけた。
と 「なんで、俺が欲しくて堪らないものを持ってくんだよ…!!」
そこで りょうと虫さんが間に入った。
あのままにしてたらどうなってた?
俺、Aのことになると 冷静になれない。
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ざわつく気持ちを抑えながら てつやの家に向かう。
なにがあったの?なんで 二人が喧嘩をするの?
もしかして…
「ざわくん?」
ざわくんからの着信。
としみつは 家に帰ったとのこと。
てつやは家に居る。
…どっちに行けばいい?
私はとしみつの家に行かなきゃならない。
でも 向いてる先は てつやの家だ。
一大事なのに 決心がつかない。
私はどっちに行けばいい?
もう分からない…
? 「A!」
この声は…
「とし…みつ、」
と 「なんしてん!風邪引いてんねやろ?家で寝ときや!」
怒られると思った。いっそ怒られた方が楽だった。
なんでこんな時にまで 私に優しい? この最低クズ女になんで優しいの?
「と、し、」
涙が溢れてくる。
と 「何泣いてん。俺おこっちょらん。
Aがてつやのこと今でも大好きなのは知っとる。告白されて動揺して病んで 俺らには風邪引いたって誤魔化して、そんなこと知っとる。ただ、Aの気持ちを崩した てつやに怒った。そんだけや。」
「ごめんね…ごめんねぇ…としみつ」
と 「いいんだよ。だって」
としみつが優しい声で私に囁く
と 「Aのことが好きなんやから。」
「私…っ、」
本当に最低だ私。としみつは 全部分かってたんだ。
その上で 私に優しくしてくれたんだ。包み込んでくれたんだ。
と 「A。俺らって似てるよな。」
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と 「A。俺らって似てるよな。」
ここ数時間の出来事で分かったことがある。
Aがてつやに対する感情と。
俺がAに対する感情が 似てる。
だって お前さ どんなに傷ついても どんなに泣かされても てつやのことすきなんだろ?
俺もそうだ。本当は お前は俺のだろ!!とぶちのめしたいけど お前のことが好きだから で解決してしまう。
そのことを君に言うと 納得したような顔をする。
と 「…似たもの同士これからも宜しくしてくれる?」
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ぽぽ(プロフ) - ゆゆさん» ありがとうございます!子供の名前なんですが、本当のことを言うとイメージが全然湧かなくて決められなかったというのが本音です汗 申し訳ございません(´;ω;`) (2018年5月23日 22時) (レス) id: 9e6509493e (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます。続きが気になってソワソワしておりました。子供の名前も気になるところですが続きは自分で妄想して補完します。笑 お疲れ様でした。 (2018年5月23日 22時) (レス) id: 480b662df0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - はるさきすさん» メッセージありがとうございます(´;ω;`)頑張りますのでこれからも贔屓にお願いします*\(^o^)/* (2018年5月17日 11時) (レス) id: 9e6509493e (このIDを非表示/違反報告)
はるさきす - あー続きが気になりすぎるっ!これからも応援してますっ! (2018年5月14日 22時) (レス) id: 55a2846b5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2018年3月7日 15時