Ich liebe dich

OA 17 ページ18

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｢てつやーコンビニ行くけどなんかいるー？｣

て ｢リポD！｣

｢はいよー｣

今日は撮影が終わって後片付け中。
今日の動画の編集は私だ。

意外でしょ？
実は視聴者さんには内緒でたまに編集したりする。

それはてつやのやる気が無いときとか何も考えたくない時にしたくなる。

その為今日はてつやの家に居残り。

｢買ってきた！｣

て ｢せんきゅー｣

｢じゃ、MacBook借りるねー｣

て ｢ほいよー頼んだ！｣

自分のパソコンは無いからてつやのを借りる。
自分用買いなよっておもうけど月に数回しかしないしそれ以外使わないから 借りてしてる。

編集場所はてつやの家での私の部屋。
実は昔はてつやの家に住んでた。
その時の部屋がそのまま残ってる。

｢どうしよっかな。｣

カットしてBGMを入れる。
あれ？あの音がない。

｢てつやーあの音源どこ…って、寝てるし｣

相変わらずあほ面な寝顔。
疲れてるんだろうな。

あほ面だけど何処か安心する。
いや、安心しかしない。
まだ五日しか離れてないのにもう懐かしい。

｢…ばーか｣

て ｢…ぶは！？！？｣

｢ばーか！何回起こせばいいんだよ！｣

て ｢え、なになに！？｣

今までの私なら一緒に寝てしまってた。
だって無防備なてつやだもん。

でも今は

て ｢リポD掛けんなよ！もっと他にあっただろうが！｣

｢うわ、ねちゃねちゃやんきもー｣

て ｢お前のせい！！｣

こうやって笑える。弄れる。微笑みなんかじゃなくて 本当に笑える。

てつやとこうやって笑えたの何年ぶりだろう。

楽しくて嬉しくて

て ｢A？｣

｢え？あ、ごめん、嬉しくて…｣

て ｢ほんと、ごめんな｣

｢ううん。｣

て ｢俺が言えたことじゃないけど、Aには誰よりも幸せになって欲しい。もっと早く手放せばAが苦しむことも無かったと思う。けど手放せんかったのは…なんでか分からん。多分お前に依存してたんだと思う｣

( ｢愛と依存の違いってわかる？｣ )

まだわからないけど。けど。
少なくとも私が持ってた感情とてつやの感情。量は違うかもしれないけど 同じなような気がして。

て ｢ま、離れたからってなんも変わんねえ。ずっと俺ん中では特別な存在だ。それは変わらん｣

｢うん。私も！｣

てつや、ごめんね、ありがとう。

思いの外すっとなる。
これから いい友達になれるかな？

いや、なれる。

私には…

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