Ich liebe dich

OA 16 ページ17

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あの動画を出してから私への批判が凄く減った。
やっぱりまだ居るんだけど気にならない程度になった。

り ｢クソリプ減った？｣

｢うん！お陰様で！本当にありがとう皆。｣

て ｢お礼なんか要らねえよ(笑)あと礼を言うならとしみつに。｣

と ｢あ、おい！てつや！｣

て ｢あいつが俺らに教えてくれたんだよ。んで１発かまそうって言ったんだぜ。｣

と ｢それは内緒だって！｣

としみつが…気づいてくれたんだ。
嬉しい。本当に、嬉しい。
耳を真っ赤にして 否定するとしみつ。
可愛いなあ本当。

｢ありがとね。としみつ。｣

と ｢〜！！…おん、｣

り ｢お礼してやんなよ。としみつに、｣

｢そうだよね！うーん。じゃあご飯奢ってあげる！｣

と ｢や、そんなんいいって！｣

｢だーめ！行くの！行こう！｣

虫 ｢じゃあAととしみつが行くところじゃんけんしようよ。｣

━

と ｢や、すまん｣

｢何が？｣

と ｢焼肉…高いやん｣

｢気にしなくていいの！助けてくれたし。｣

と ｢あんなん 当たり前やん。｣

｢そういうとこ ほんと優しいよねとしみつ。｣

と ｢優しいとかじゃねえよ。お前だから｣

｢ん？｣

と ｢お前だから助けたかったんだよ…あーくそむっちゃ恥ずかしい｣

久々に胸が鳴るのが分かる。
初めててつやを好きになった時と同じ音だ。
目の前で顔真っ赤にしてしかも私が苦しんでるのをいち早く気づいてくれて救ってくれる。

｢…、ありがとう、｣

としみつの恥ずかしがりが私まで伝染してくる。

と ｢俺、まだ好きだから。｣

｢うん、｣

と ｢今、この瞬間も、お前が好きだ。｣

｢もう、恥ずかしい、｣

この時はまだ気づかなかった。
てつやと離れてから2日。
まだ大丈夫なことを。それは
としみつが満たしてくれてるから。

━

ゆ ｢え？てつやと離れる決心ついたの？｣

｢うん、今四日目｣

ゆ ｢まじかーすげえじゃん｣

毎週恒例ゆめまるとの呑み会。
というか私の報告会なんですけどね(笑)

｢でしょ？｣

ゆ ｢大丈夫？｣

｢…やっぱ少し寂しいけど思ってたより大丈夫みたい。明日には分からないけど としみつが満たしてくれてる。｣

ゆ ｢え、もしかして｣

｢や、まだ分かんない。としみつのこと。でも、最近としみつが可愛くてしょうがない。別の感情持ってることが自分でも分かるの。｣

ゆ ｢そっか。1歩成長したじゃん。｣

｢うん！｣

私、としみつのこと好きになれるかな。

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