Ich liebe dich

OA 12 ページ13

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やってしまった…
怒りに任せて言ってしまった。
だけど、本心だ。
俺の本当の心だ。

ずっと言いたかった。

でも 俺はてつやのことも好きだから言えなかったが。

こうなったら訳が違う。

好きな女が目え腫らしてまで泣いて苦しんでるのを
見るのはもう嫌なんだ。

と ｢A、｣

｢わかんないよ…｣

と ｢ごめん、｣

｢私どうしたらいいのか分からない。てつやのこと大好きで離れたくない。どんなにこっちに気持ちが向かなくても。ずっと傍に居たい。でも…｣

動揺させてごめん。びっくりさせてごめん。
だけど、それだけ俺はお前が好きで好きでしょうがないんだ。

｢としみつの気持ちが暖かくて…うれしい…｣

と ｢A…、俺にしとけよ。俺がてつやの100倍…いや、1000倍愛する。｣

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愛されるってどんな気持ちなんだろう。

｢としみつ、｣

と ｢ん？｣

｢ごめん、少し 時間貰ってもいい…？｣

と ｢勿論だ。いくらでも 待ってる。いつまでも待ってる。｣

｢ありがとう…、ごめんね、｣

愛されるってきっと こんなに暖かいんだろうな。

でも 私は …

としみつと別れて 家に着くと ゆめまるから着信画あった。

｢…はーい｣

ゆ ｢あ、A！今大丈夫？｣

｢うん。大丈夫だよ｣

ゆ ｢良かったー！なあ、宅飲みしようぜ！｣

｢…うわあああゆめまるうう｣

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ゆ ｢んで今度は何があったんだよ｣

｢としみつに 告白された｣

ゆ ｢は！？！？まじで！？｣

｢うん。なんか私がてつやのことを好きなのも知ってた。んで、俺んとこに来いって言われた、｣

ゆ ｢やるなーとしみつ。｣

｢ポンコツの癖にね(笑)｣

ゆ ｢んで、揺らいだ？｣

｢実はかなり揺れてる。愛されるって嬉しいねやっぱり。でも、てつやと離れることが想像出来ないの。いて当たり前だから。それが怖いの。てつやが居なくなることが怖い…｣

ゆ ｢Aさ、依存と愛の違いって分かる？｣

｢分からない、｣

ゆ ｢それを考えていけば答えは必然と出てくると思う。そして、自分の幸せを考えること。どっちに付いてけば幸せになれるのか。自分がね。｣

｢そんなの、｣

ゆ ｢ゆっくりでいいから。考えてみよ？俺も一緒に考えるから。ね。｣

｢ありがとう、ゆめまる｣

ゆ ｢ほら。Aにはしあわせになって欲しいから！｣

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