｢佐藤家の光｣ (ページ20)

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渉「みっちゃ～ん。.......朝ですよ。
起きて～～.........。」

最初は優しく声をかけながら、丸出しになっている可愛いぽちゃぽちゃお腹を隠すようにはだけた洋服を整える。

宏「............ぷすー。。.......ぷすー。」

ちょっとおマヌケな鼻息を出しながら
そのパッチリお目目が開く事はない。

渉「みーーーっちゃん！！！こら！！起きなさい！！！！」

宏「..........んゅぅ.........ゃらよぉ～......。」

渉「朝ごはんできたよ～......？」

宏「.............んぅ、やっ！！！！.......みっくんまだねてゆっっっ！！！」

おぉ.........なかなか手強い。。

ならばこれでどうだっ！！

渉「あ～、そうなんだっ！じゃあ今日はみっちゃんの分のご飯は、他のお兄ちゃん達に食べてもらおっかな～。。」

宏「........やらぁっ！！！泣」

渉「じゃあほら.....起きてごらん？
皆で一緒にご飯食べよ.......？」

そう言って促すと、んン～と不満げな声を漏らしながら目をくしくしと擦った。

..........この仕草、癖なのかな。
すっげぇ、可愛い♡

一頻り目をくしくしした後、ゆっくり瞼を開いて、大きな目をシパシパと数回瞬かせた。

そうして俺の顔を認識すると、徐に両手をあげて、「んっ！」と言ってきた。

渉「.........どうしたの？」

宏「........らっこ。」

渉「えぇ～？？みっちゃん、歩けるでしょ～～.....？？」

その仕草が余りにも可愛いから、ちょっと意地悪。

宏「やぁっ！泣..............らこちてぇ....。」

渉「クスクス........今日も可愛いね、みっちゃん。おはよう。」

宏「...わーくん、おはよぉ♡」

そうして無事に、みっちゃんを起こす任務を全う出来た俺は、みっちゃんを抱き抱えて高嗣の自室を出た。