砂糖のように甘いキミ

#3 ページ4

ｶﾁｬｯ


静かに、音のならないように、ゆっくりと玄関のドアを開けた




廊下を忍び足で歩いていく



リビングの電気がついている



｢お母さん、起きてるじゃん、、｣





ｶﾁｬｯ

リビングのドアを開ける




｢お母さん、ごめんなさ｢A！！｣


私の謝る声を遮るようにお母さんの怒鳴り声が響く


｢こんな時間までどこにいたの｣


｢ごめんなさい｣



｢どうせテストの点が悪くて隠したかったんでしょう｣



(お母さんには全部お見通しだな、)



渋々と帰ってきたテストを見せる




｢あんたねぇ、人が学校に行かせてあげてるの。なのになんなのこれは！｣





｢ごめんなさい、次からはしっかり、、、｣





｢次からは次からはってあんたはいつもそう言ってやらないじゃない！出ていきなさい！｣




｢ひゃっ！やだ！やめてよ！｣



制服のまま、家の外に放り出された




｢どうしよう、、、｣

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