第六感【角名倫太郎】【HQ】 (ページ5)

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第五感ページ5

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あっという間に体育祭当日。治くんはとっておきのお題作ったって言ってたけど、どんなのだろう。

あき｢あんた最近角名くんと仲ええよな｣

『全然。角名くん危険人物に認定してるから』

最近角名くんやたらとからかってくるし、変なこと言ってくるし危険。

あき｢何があったん…………あ、噂をすれば角名くん｣

応援席からピンクの歓声が聞こえてくる。そういえば次の種目は

『借り物競争……』

治くんが決めたお題ってどんなのだろ。でも前にいるファンの女の子達で全然見えない。ま、いっか。

パンッと乾いた音が聞こえる。始まったみたいだ。

あき｢ちょ、あんた見ないん？｣

『んー、まぁ見たい人が他に沢山いるみたいだし』

あき｢冷めとるなぁ｣

まぁお題は少し気になる、けど。

キャーーーーーー！！！！！

『おわっ』

さっきよりも凄い歓声が。何があった。

あき｢なんか角名くんがこっち来とる｣

『だからね』

ま、私には関係ない。

｢Aさん！！｣

辺りが一瞬で静かになる。え、今、名前呼ばれた？誰？

女子と並ぶとさらに際立つ高い身長。

『角名くん………』

あき｢え、あんたらやっぱできとんの？！｣

角名｢一緒に来て｣

私に拒否権は無いみたいで、もう既に手首を掴まれている。

『…………分かった』

すると、すごいスピードで引っ張られる。後ろからは女子たちの悲鳴が。

運動音痴の私にこのスピードはきついてえぇぇえ

と、頭の中では思っててもこのスピードのせいで喋ることも出来ずただ走るだけ。

やっとゴール。

一生分走った……………………………。

治｢やっぱりか。お題｣

角名｢はい｣

息切れしすぎてお題が何かも聞けない。あ、これ発表されるんだっけ、

お題を見た治くんが侑くんに見せる。マイク越しに侑くんが思いっきり息を吸う音が聞こえた。

侑｢お題！！！好きな人〜〜〜！！！！｣

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