第六感【角名倫太郎】【HQ】

第三十感 ページ30

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治｢お前ら付き合うん遅かったな｣




治くんに伝えたものの、反応があまりない。遅かったなって知っていたような言い方。




『なんで？』




治｢やって角名がAのこと好きなのバレバレやったで。まぁ角名は確信犯やろうけど。AもAでバレバレやったわ｣





え、角名くん、そんな素振りしたことあっただろうか。全く分からない。私が鈍感なのか治くんが敏感なのか。




角名｢ほんと手こずった｣




『ん？』




角名｢Aさんを俺のこと好きにさせるの｣





…………ああ、最初は凄く嫌がってたんだっけ。今となっては懐かしい思い出。




侑｢幸せにならんと怒るからな｣




角名｢はいはい｣




侑くんは全然態度が変わらない。私はてっきり気まづくなるかなと思っていた。




あき｢夜電話かかってきたんわびっくりしたわ。開口一言目で｢付き合った！｣はびびる｣




治｢なんやねんそれ｣





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角名｢結構祝福されたね｣




『というかもう分かりきってるような』




角名｢あー｣




クラスの皆には言っていないのに何故か伝わっていた。治くんと同じような感じでみんな分かっていました。って感じだった。




『角名くんさ、』




角名｢あ、ちょっと待って。角名って呼ぶのやめない？｣




『え、なんで』




角名｢なんでってそりゃねぇ？｣




『ん？？？？』




角名くんがわかるでしょという目でこちらを見ているけど、全く分からない。ごめんなさい。




角名｢将来同じ苗字になるから｣




『え？！？！？！？！』




またさらっとこういうこと……いやこれはもうさらっとレベルじゃないよ！！！




『じゃあ、倫太郎くん？』




角名｢うん、それで。｣




『倫太郎くんも呼んでよ』




角名｢えー、A｣




えー、といいながらもちゃんと言ってくれるところ好きだな。それに、名前呼びって物凄くドキドキする。




『やっぱり心臓何個あっても足りないわ』





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なんか夜久さんの方でも似たようなの書いた記憶が…笑

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