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JS ページ47

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今回のカムバでのあの子は、少し成長したように見える。

……いや、成長とは少し違うかな。変化とか、進歩とかって言った方が良いかもしれない。


まぁとにかく、スニョンの隣から聞こえるあの子の嬉しそうな声は、デビューしたときには絶対になかったそれなんだ。


最近それが他のメンバーに向けられているのを見ると、ちょっとだけ“あ、ズルい”なんて思ってしまうから、僕もいい加減あの子を所有物か何かだと思っているのかもしれない。










JH「……ねぇジス、まだ元気?」


JN「元気ではないと思うけど…。どうかしたの?」


JH「いや、Aが抜けるのって次のカムバかなって聞こうと思ったんだよ」


JS「あぁ………」







隣でそう言った親友の面持ちが暗いのは、


カムバ活動による疲れからか、


僕の勘違いなのか、


それともAのことでよっぽど頭を悩ませているのか。



どれも当てはまる気はするんだけど、親友の不安げな視線は当然のようにあの子へと向かっているのに気づいた。








JS「そうだね……、きっと…」







僕も同じようにあの子を視界に入れて言葉を紡ごうとしたけど、途中で固まったように口が動かなくなってしまう。



スニョンの隣に座るあの子は車に揺られて、たまにその頭を座席から飛び出ていた。


僕もジョンハナも、それを黙って見ていた。








JS「………僕はさ、あの子にまだいてほしい」


JH「…そうだね、俺もそう思うよ」


JS「最初はみんなぎこちなかったし、こんなに仲良くするつもりも無かったのにねぇ」


JH「なんでなんだろうなぁ、俺もなんか勝手に仲良くなって、いつの間にか世話焼いてたよ」


JS「言っとくけど、ジョンハナはちょっと親バカだよ」


JH「親じゃないもん、しかも親バカじゃなくてお世話上手って言ってよジス」


JS「それは無理があるんじゃない?」








いつの間にやら絆されてしまった僕らの頭のなかに、あの子の笑った顔がぼんやり浮かぶ。

そういえば、ぷくぷく笑ってるって言い出したのジョンハナなんだったっけ。なかなか的を射てるよね。


とりあえずふざけたこと言うジョンハナは置いといて、僕は頭のなかで、あの子が次の活動でいなくなったときのことを考えてみた。



誰がどんな反応をするだろうとか、

会社はこんな措置をとるだろうとか、

世間は脱退をどんなふうに捉えるだろうとか、



そんなことを。









JS「(あの子が抜けたら………、仲良くなったのも全部無かったことになるのかな…)」







急に漠然とした虚無感に襲われた僕は、隣の親友の手をその膝から掬いあげ、ぎゅっと握った。






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レプリカ - りんさん» ほんっとに返信が遅れてしまいましたすみません…笑!!ニヤニヤしながら応援してくださるんですね、じゃあ私はニタニタしながらお返事を書かせて頂くことにします(?) (2022年12月17日 15時) (レス) id: 0820e3db89 (このIDを非表示/違反報告)
レプリカ - なのこ5546さん» 時間に余裕がなく、お返事遅れてしまって申し訳ありません!本作品を楽しんで頂きありがとうございます!!更新頑張りますので、これからもよろしくお願いしますね!!笑 (2022年12月17日 15時) (レス) id: 0820e3db89 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 主人公ちゃんが可愛すぎてぷくぷくではないですがニヤニヤしながら応援しちゃいます笑笑これからも主人公ちゃんもレプリカさんも応援してます。無理をなさらずお身体にお気をつけください。 (2022年12月12日 12時) (レス) @page30 id: 0c8a3b5b52 (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - こんばんは!なかなか無い設定なのでとても面白かったです!主人公ちゃんが少しづつメンバー達と距離を詰めていく感じが堪らないですっ!!これからも更新楽しみにしています頑張って下さい! (2022年12月11日 20時) (レス) id: 88c8eec9ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レプリカ | 作成日時:2022年12月3日 0時

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