いつか居なくなるあの子の話【SEVENTEEN】

MG ページ18

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MG「………じゃあもう仕方ないかあ。その代わりヌナ、可愛くズボン履いてね？ウォヌヒョンはスカート派って言ってたからさ」


WN「は、」


『ぇ？』





俺の言葉に目を丸くするヌナと、地の底から這い出たみたいな声を漏らすヒョン。

めっちゃ怖い顔してるけど、そんなの知らないもんね。



だって、ヌナの衣装がスカートじゃなくってズボンだって聞いて、俺ちょっとガッカリしたんだもん。

ヌナは女の子だし、デビュー曲は可愛い元気な感じだし。てっきりひらひらのスカートだって期待してた。



だからそのガッカリした気持ちを(ついでに最後までハッキリしなかったヒョンに)、ちょっとした仕返しがしたくなっただけ。






『えー……と、？』


WN「A、信じないで。ミンギュが勝手に言っただけだから。なんならスカート派はコイツだから」


MG「なっ！ヒョンだって本当はスカート派なんでしょ！！」


WN「俺はそんなのどっちでもいいんだってば」


MG「そんなのうそだー！！」


『ちょ、静かに……』


MG「変な意地張らないでよねヒョン！！俺分かるもん、ヒョン絶対ムッツリだから！！」


WN「はあ？？」


MG「どっちでもいいとか嘘臭い！」


WN「いちいちしょーもないことで騒ぐな」


MG「なんでそうやっていっつも俺を上から…」









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JS「…………ミンギュ、」





………ビクッと、心臓が跳び跳ねる音がした。


まじで。








JS「ちょっとうるさいよ。ウォヌも他のみんなも、Aも困ってた」


MG「ごめんなさい…」


JS「もう、気をつけてね」




目尻をキュッと引き上げて、俺とウォヌヒョンの間で圧をかけてくる。


ただ、ジスヒョンはそのまま端的に会話(いや、お説教？)を終わらせて、そのまま向こうへ戻って行ってしまった。

もっと長く話をすると思ったから拍子抜けしたんだけど、






………ヌナには小声で何か言ったあと、ご丁寧にもフワッと綺麗に微笑んでるのに見逃さなかった。



まあでも、それより先に、うるさくしたの謝らないと。






MG「……ヌナ、煩かったよね、ごめんなさい」


『あはは、いいよ。ミンギュ君いつも元気だもんね。しょうがない』


WN「……普通にうるさいだけじゃん、」


MG「もうヒョン！！」





ウォヌヒョンに噛みつきながら考えたけど、今日はなんか、ヌナにかっこ悪いところを見られた気がする。


………ジスヒョンも、そんな言わなくていいじゃんかあ(そんなに怒ってないのは分かってるけど)





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