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「おまえらは、いつまで固まってんの？」
「え、あ…」
いるの、気づいていたのか。
いやまあ、サイズ的には小さい方かもしれないけど、男二人が存在感ゼロにできているとは思ってないけど。
恐る恐る、聡が問いかける。
「…風磨くん、大丈夫？」
「大丈夫…って言いたいけど、ぶっちゃけしんどい。まじで立ってるのがやっと」
「え！それなら座ってよ！」
パタパタと足音をたてながら、聡が風磨くんに寄り添う。
聡だけでは風磨くんは支えられないだろうから、僕も反対側に回る。
「…っあー、しんど…」
「えぇー…そんなにつらかったの？なんで隠してたのさ？」
「や、イケると思ったんだよ。でも、体調悪いの認めたらなんか急にまじでしんどくなってきて」
「あぁ…」
あるよね、熱があると思っても実際に体温計で見るまではいけるけど、見たらダメになっちゃうやつ。
ソファーに逆戻りした風磨くんは、もうバレたせいか本当にぐったりした様子で横になった。
ケホ、と１つ咳き込む。
「移したら悪ぃから、おまえらは先行ってて」
「でも…」
「あの勢いなら、中島もすぐ戻ってくるだろ。薬飲んで落ち着いたら、すぐ行くから」
風磨くんの様子は、そんなにすぐ良くなるように見えなかったけど。
スタッフが１度呼びに来ているし、いつまでもここにいるわけにはいかない。
だったら、先に行って時間稼ぎをするべきだろう。
マリウスとも合流しなきゃいけないし。
「…わかった。聡、行こ？」
「うん…」
聡もやるべきことを察したらしい。
心配ではあるけれど、僕と一緒に楽屋をあとにした。
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水城（ミズシロ）(プロフ) - あふいさん» コメントありがとうございます。最近更新できていませんが、続きができたときはよろしくお願いします。 (2021年10月18日 19時) (
レス) id: 5d8211fb4f (このIDを非表示/違反報告)
あふい - 面白いです❗ (2021年10月18日 16時) (レス) @page14 id: 3848730b13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水城（ミズシロ） | 作成日時：2021年3月7日 23時
